アラン・プロストは、今シーズンもミハエル・シューマッハーが黄金期の速さを取り戻すことはないと予想している。
フランス出身の元ワールドチャンピオンは、昨年、8度目のタイトルを懸けF1への復帰を決めたシューマッハーの行動を“非現実的”であると表現していた。
今年56歳になるプロストは、2010年にシューマッハーがペース的に不足していた要因が“年齢”にあると述べ、言い訳としてブリヂストンタイヤを口実にしていたと切り捨てている。
「復帰するという決定は彼の個人的なものであり、私自身は尊敬している」と、スイス紙のインタビューに応じたプロストのコメントを、Motorsport.comが伝えている。
「彼の年齢で、過去のような状態に戻ることは不可能だよ。だが、彼が私の考えを間違いだと証明してくれればいいと思うよ」
当のプロスト自身も復帰は論外であることを認めているが、現代の最新マシンで数ラップほど経験してみたいという願望を持っているという。
「私を魅了してやまないテクノロジーの進化というものを確かめたいだけさ」