5日、スペインのヘレス・サーキットで開幕したF1合同テストは、マクラーレンをドライブしたジェンソン・バトンが初日をトップタイムで終えた。

 参加全11チーム中、ウイリアムズを除く10チームが新車を送り込んだ今シーズン初となるF1合同テスト。ヘレスは朝から青空が広がり、終始ドライコンディションのもと、初日のテストは行われた。

 初日のタイムシートでトップにつけたのはマクラーレンのバトン。午前中のバトンは、チェック走行を3周したところで早々とストップしてしまい、その後はマシン修復のために一旦走行を取りやめている。このトラブルは、昨年のアブダビGPでルイス・ハミルトンを襲ったものと同じ燃料ポンプに起因するものと見られているが、午後に再走を果たしたバトンは、セッション終了間際にピレリの新しいハードタイヤで1分18秒861をマーク。トップで初日を終えることとなった。

 続く2番手には、レッドブルRB9をドライブしたマーク・ウエーバーがつけた。ウエーバーは、午前中トップのロータスE21、ロメイン・グロージャンを僅差で上回ったものの、バトンからはコンマ8秒遅れる結果となっている。

 初日最多の89周をこなし、4番手につけたフォース・インディアのポール・ディ・レスタと5番手トロロッソのダニエル・リカルドはいずれも午前中にベストタイムを記録。一方、フェラーリのフェリペ・マッサは、午後のセッションでベストタイムを記録したが、ポジションを上げることはできず6番手。この日のフェラーリはほぼ一日をかけて新車F138のデータ取りにあてている。
 ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグが7番手。わずか11周で電気系のトラブルに見舞われたメルセデスのニコ・ロズベルグは、予定のプログラムを途中で切り上げた。

 2013年用のカラーリングをまとった昨年型FW34を走らせたウイリアムズのパストール・マルドナドは、トップから約2秒差の9番手。そのマルドナドから1秒遅れの10番手にケータハムのギド・バン・デル・ガルデがつけ、クラッシュを喫したマルシャのマックス・チルトンが最下位の11番手となった。

 なお、ヘレスの2012年ベストタイムは、1分17秒613だった。

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