10日、ヘレスで今年2回目のF1合同テストがスタートした。初日はHRT以外の11チーム12人のドライバーが走行し、フェラーリのフェリペ・マッサがトップタイムをマークした。

 マッサは101周を走りこみ、セッティング、タイヤ評価の作業を行った。最初の7周のランで1分20秒709のタイムをマークし、2位に0.774秒の差をつけてこの日のトップとなった。フェラーリは午後に16周のロングランを行い、1分23秒から24秒台で走行している。

 2番手にはザウバーのルーキー、セルジオ・ペレスが入った。ペレスは8周のランの最初のフライングラップで自己ベストライムをマーク、その後タイムは急激に落ち、1分25秒から27秒台で走行した。ザウバーがこの日行った最長のランは8周だった。

 レッドブルのマーク・ウエーバーが3番手。RB7はロングランで非常に安定したタイムを出し、12周以上の走行で1分23秒台で走り続けていた。

 4番手はトロロッソから参加したダニエル・リチャルドだった。今年トロロッソで金曜に走行することが決まっているリチャルドは、午前中、チームのマシンを初めてドライブ、31周を走行した。中距離のスティントのタイムは1分23秒台だった。午後にはレギュラードライバーのハイミ・アルグエルスアリがステアリングを握り、6番手タイムを出している。アルグエルスアリは主に5周のランを繰り返した。

 マクラーレンのルイス・ハミルトンが新車MP4-26の初走行を行い、5番手。走行初日のマクラーレンは主にショートランを行い、1周アタックの際に1分21秒914のベストタイムをマークした。最長は11周のランで、ハミルトンは1分23秒台から24秒台で走行している。

 フォース・インディアも新車VJM04を初走行、エイドリアン・スーティルが7番手タイムをマークした。スーティルはセッション終盤に11周のロングランを行い、主に1分24秒台で走行している。

 ロータス・ルノーのビタリー・ペトロフが8番手。ペトロフは午前中にはインスタレーションラップを繰り返し、最長8周の連続走行では1分24秒台で走っている。ペトロフは午後にはターン1でスピンし、赤旗の原因を作った。

 9番手はメルセデスのニコ・ロズベルグ。彼はセッティング作業を行い、午後にはロングランを行った。しかしバレンシアと同様のハイドロリックトラブルが発生、ロズベルグは走行を予定より早く切り上げている。

 ロータスのヤルノ・トゥルーリが10番手。トゥルーリはセッティング作業を行ったが、午後には小さなトラブルのため走行時間をロス、54周でセッションを終えた。12周のロングランでは1分24秒台から26秒台で走行している。

 11番手にはヴァージンのティモ・グロックが入った。グロックは新車MVR-02で本格初走行。42周の中で比較的短い走行を繰り返し、主に1分25秒台を出していた。

 最下位12番手はウイリアムズのルーキー、パストール・マルドナド。午前中、リヤウイングの油圧作動装置にトラブルが発生、マルドナドは14周しか走行できなかった。

 この日走行した各チームのマシンには、重傷を負って入院中のロバート・クビカを応援するメッセージが記されていた。

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