2012年F1第4戦バーレーンGPは現地時間21日(土)に当地のバーレーン・インターナショナル・サーキットで公式予選が行われ、レッドブルのセバスチャン・ベッテルが今シーズン初のポールポジションを獲得した。ザウバーの小林可夢偉はQ3に進めず12番手に終わった。
現地時間14時から行われたバーレーンGPの予選は晴れのドライコンディション。気温は30度以上を記録し、路面温度は40度を上回った。トップ10グリッドを決めるQ3には、レッドブル、マクラーレンの各2台とフェラーリのフェルナンド・アロンソ、メルセデスのニコ・ロズベルグ、ロータスのロメイン・グロージャンの上位勢に加え、フォース・インディアのポール・ディ・レスタ、ザウバーのセルジオ・ペレス、トロロッソのダニエル・リカルドという中団グループからも一台づつが進出した。
一方で、メルセデスのミハエル・シューマッハーはQ1で2回目のタイム計測を行わないまま18番手タイムに終わり、まさかの敗退。続くQ2では、ロータスのキミ・ライコネンをはじめ、前戦ダブル入賞のウイリアムズ勢、さらにザウバーの可夢偉も12番手に終わり、Q3進出を阻まれている。
コンマ1秒を争う接戦となった注目のQ3では、好調ロズベルグがセクター1をベストタイムで駆け抜けるも、メルセデスが得意としていた高速コーナー中心のセクター2で失速、5番手タイムに終わると、復活の兆しを見せるレッドブルが揃って速さを発揮し、ベッテルが自身の暫定トップを更新したルイス・ハミルトンをも上回って、今シーズン初、通算では31回目のポール獲得を決めた。
ハミルトンは2番手。ベッテルのチームメイト、ウエーバーが3番手につけ、ジェンソン・バトンが4番手とレッドブルとマクラーレン勢がグリッド2列目までを占める結果に。6番手以下はリカルド、グロージャン、ペレスの順で、アロンソとディ・レスタはQ3のタイムを記録しなかった。