シーズンオフテストを終了したレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルは、タイヤの影響で作業を思ったように進めることができなかったと語った。
バルセロナF1合同テスト最終日の3日、ベッテルはトラブルなく100周を周回、主に長めの走行を繰り返し、1分22秒514の8番手タイムをマークした。
テスト中、今年のピレリタイヤのデグラデーションの大きさがしばしば指摘されてきた。何人かのドライバーは、ピレリタイヤの性能低下が激しく、テストに必要な一貫性が得られないと述べている。
ベッテルも、タイヤの影響でテストが思ったようにうまくいかなかったと語った。
「予定していた作業項目すべてをやり終えることができなかった」とベッテル。
「最後の2日間は期待していたほどうまくいかなかった。でもシーズンがスタートするまでまだ少し時間がある」
レッドブルが改善すべきエリアはどこか分かっているかと聞かれたベッテルは、次のように答えた。
「(問題がある)エリアを正確に特定するのがかなり難しい。タイヤの一貫性が足りなかったためだ」
「この3回のテストを総括すると、僕らの作業はタイヤの能力の範囲に制限された」
「単純にタイヤが十分によくなかったために、セッティング変更について理解したり、マシンの方向性を見つけることが、ものすごく難しかった」