レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルは、シーズン前最後のテストを終えて、メルセデスは強敵になるかもしれないという感想を持ったと明かした。

 バルセロナでの4日間にわたる最終テストで、メルセデスのニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンは、それぞれ1日のトップタイムを出し、4日間総合でロズベルグが最速、ハミルトンは3位につけた。

 今年のメルセデスの速さは注目を集めており、ベッテルも彼らが主なライバルのひとつになるかもしれないと語った。

「他のチームのことを少し見てみたんだが、メルセデスのニコのテスト最終日はすごくよかった」とベッテルは自身の公式サイトに記している。
「彼とルイスが今後かなり危険な存在になるだろうことが分かったよ。でも他にも注意すべきライバルたちはたくさんいる」

 一方、シーズン前のテスト作業にはとても満足していると、ベッテルは述べている。

「たくさんのものをテストしたけれど、まだ改善の余地があることは分かっている」とベッテル。

「金曜は雨が降ってしまったが、結局はそれは悪いことではなかったかもしれない。自分たちの状況について話し合う時間をとれたんだ。新しいタイヤについて把握するにはもっと時間が必要だということに関しては皆の意見が一致した」
「(バルセロナの)路面コンディションは今年用のタイヤにとって理想的なものではなく、僕らはタイヤのパフォーマンスを最大限に引き出すことができなかった」
「このタイヤは暖かい天気が向いているから、オーストラリアでは問題はないはずだ」

「全体的にこの数週間にはすごく満足している。チームはマシンの作業をとてもうまく進めてくれたし、マーク(・ウエーバー)と僕はすぐに快適に乗ることができた」
「大きなトラブルに見舞われず、小さなトラブルはすぐに解決できた。RB9はとても信頼できるマシンで、走っていて楽しかった」
「冬のテストの間にたくさんのことを学んだ。新しい知識と共にオーストラリアに臨む」

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