2011年F1日本GPの日曜決勝で、レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルは3位、マーク・ウエーバーは4位だった。
■レッドブル・レーシング
セバスチャン・ベッテル 決勝3位
大勢の人たちがタイトルを確信していたが、重要なのは、僕らはこのことにとらわれすぎないようにしたということだ。僕らはひとつひとつのステップに集中し、今年あらゆることを成し遂げてきた。そうしてここまで来たんだ。
ミルトンキーンズのファクトリーのスタッフたち全員に感謝したい。必死に戦ってきたのはここにいる僕らだけじゃない。彼らも同じなんだ。郵便係からデザインオフィス、エンジニアリングオフィスの人たちまで、皆が信じられないほど努力している。想像できないほどだよ。たった2台のマシンとふたりのドライバーが、毎回重大な責任を背負ってサーキットに向かうんだ。時にはマシンを理想的な形で扱えないこともある。でも僕らはすべてのレースウイークエンドでマシンの力を最大限に引き出そうと努力している。
本当に驚くべきことだ。今年僕らはタイトル獲得を目標に掲げてきた。シーズン4戦を残して日本でタイトルを獲得できるなんて、言葉にならないよ。最初のタイトルの時ど同じぐらい混乱している。以前は自分がチャンピオンになれるなんて想像もしていなかった。それが2回目のタイトルまで獲れるなんて本当にすごいことだ。子供のころに見ていた時から今まで、F1にはたくさんのいい思い出がある。今日経験したことを幸運に思うし、幸せだと感じる。
今日、ドライバーズパレードの時、大勢の人たちが盛り上がっていた。ヘルメットを被る時に最後に思ったのはそのことだ。ドライバーにとってこれ以上のことはない。晴れ渡った一日に、ファンが自分を見て盛り上がってくれるなんてね。これこそ人生だと思う。ここでタイトルを決められたなんて、言葉にするのが難しい。最高というだけじゃ足りないぐらいだよ。
マーク・ウエーバー 決勝4位
セバスチャン、おめでとう。2度のワールドチャンピオンなんて素晴らしい成果だ。
今日のレース中のオーバーテイクはほとんどピットストップにおいて行われ、コース上ではあまり見られなかった。僕らは1台のフェラーリと1台のマクラーレンの前に出たが、僕ら全員がほとんど互角だった。ミハエル・シューマッハーと接触し、フロントウイングにダメージを負った。その時、集団の中、順位を上げようとしており、レースの重要な時期だった。接触したが、彼には特に何の影響もなかった。セーフティカー出動のタイミングはよくなかった。ピットストップの時期でフェルナンド(・アロンソ)の状況を見たかったんだが、各車が固まって走るときにはミハエルとのような状況をまた経験しなければならず、誰かをアンダーカットするのは難しいんだ。最終的にはまずまずの結果になった。ジェンソン(・バトン)は素晴らしいレースをしたね。いろんな意味でここは彼にとって第二のホームレースだからね。タイトルを獲ったセブにもお祝いを言うよ。