2011年開幕戦オーストラリアGPの決勝グリッドを決める予選Q3は、アルバートパークのコースレコードを叩き出したレッドブルのセバスチャン・ベッテルが2年連続でポールポジションを手に入れた。

 今ースン最初のポールポジションを決める予選Q3には、レッドブルとマクラーレン、そしてフェラーリの6台にメルセデスのニコ・ロズベルグ、ザウバーの可夢偉、ルノーのビタリー・ペトロフ、トロロッソのセバスチャン・ブエミという10名がコマを進め、上位勢の多くが最初からソフトタイヤでアタックに向かった。

 10分で争われるQ3でまず最初にアタックをかけたのはマクラーレンのハミルトン。いきなり1分24秒台に入れトップに立つと、チームメイトのジェンソン・バトンも2番手で続いた。しかし、マクラーレン勢の後ろでアタックをかけたレッドブル勢がすぐさま2台を上回ってくる。

 特にベッテルはコーナーで一度マシンをスライドさせたにも関わらず、暫定トップのハミルトンを約1秒引き離す1分23秒529のコースレコードをマーク。これにはチームメイトのウエーバーですら及ばず、Q1は早くもベッテルの独壇場となる。

 1回目の走行を終えた順位はベッテル、ウエーバー、ハミルトン、バトンで、それにニコ・ロズベルグと可夢偉が続いた。

 その後セッションも残りわずかとなり、再びコースインしたドライバーたちは2回目のアタックに向かう。ここでもベッテルのタイムに注目が集まったが、ウエーバーとともにベッテルのタイム更新はならず。逆にマクラーレンのハミルトンがレッドブルの間に割って入り2番手を獲得。バトンはタイム更新を果たしたが4番手のポジションは変わらなかった。

 1回目8番手と出遅れていたフェラーリのフェルナンド・アロンソは2回目のアタックで5番手まで浮上するのが精一杯。期待されたザウバー可夢偉は1回目の6番手からポジションを落とし、9番手で今季初の予選を終えた。

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