F1第7戦カナダGPは、現地時間8日午後に公式予選が行われ、レッドブルのセバスチャン・ベッテルがポールポジションを獲得した。

 モントリオール市内の自然公園の道路を利用したジル・ビルヌーブ・サーキットを舞台に行われるカナダGPの公式予選は、降雨に左右される波乱の展開となった。

 予選Q1では、終盤に雨脚が強まった影響で、ここまで好調さを見せていたロメイン・グロージャンとポール・ディ・レスタのふたりが脱落。また、Q2ではフェラーリのフェリペ・マッサがクラッシュを喫したほか、マクラーレンの2台も敗退となった。

 その結果、ポールポジションを争うQ3には、レッドブル、メルセデス、トロロッソの2台と、フェルナンド・アロンソ、キミ・ライコネン、エイドリアン・スーティル、そしてバルテッリ・ボッタスが進出した。

 Q1、Q2に続いてインターミディエイトタイヤで争われたQ3では、セバスチャン・ベッテルが早々に1分25秒425のタイムを記録してトップに立つと、ルイス・ハミルトンが1分25秒512で2番手に。3番手には少し遅れてコースインしたボッタスが入る形で、各車終盤のアタックへと入っていった。

 ただ、この最終盤では、セクター1、2で好タイムを記録するものの、最終セクターで失速するマシンが続出。暫定2番手のハミルトンも、ベッテルを上回る走りを見せていたが、最終シケインで痛恨のオーバーシュートを喫しタイム更新ならず。その結果、ベッテルがトップタイムを守り、通算39回目、カナダでは3年連続となるポールポジションを獲得した。2番手にハミルトンがつけ、3番手にはF1キャリア初となるQ3進出を果たしたボッタスが入り、大健闘となる2列目グリッドをチームに持ち帰った。

 4番手にニコ・ロズベルグ、5番手マーク・ウエーバー、6番手にフェルナンド・アロンソと並び、7番手以下にジャン-エリック・ベルニュ、スーティル、ライコネン、ダニエル・リカルドと続いている。

 Q1敗退を喫したロメイン・グロージャンは、前戦モナコGPでのクラッシュにより10グリッド降格ペナルティを受けており、明日の決勝は最後尾からのスタートとなる。

 カナダGPの決勝レースは、現地時間9日14時(日本時間10日午前3時)より行われる。

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