フォース・インディアから2011年にF1レースデビューを果たすことになったポール・ディ・レスタが、同じ世代のセバスチャン・ベッテルとルイス・ハミルトンが先にF1にデビューし、タイトルを獲ったことについて、彼らは自分よりラッキーなキャリアを歩んできたと語った。
26日、フォース・インディアは、2011年にディ・レスタをレースドライバーに昇格することを正式に発表した。
24歳のディ・レスタは、ユーロF3時代にベッテルを倒してタイトルを獲り、その後DTMに参戦、昨年タイトルを獲得した。
ハミルトンはマクラーレン、ベッテルはレッドブルのサポートの下、ディ・レスタより一足先にF1に昇格し、それぞれすでにタイトルを獲得した。
「悔しい思いをしたとは言わないけれど、彼らの道のりの方が僕より楽だったと思う」とディ・レスタは、ベッテルとハミルトンについて語ったと、Motorsport.comが報じた。
「彼らにはそれぞれ後ろ盾があり、そのおかげで早くF1にたどり着けた。そう考えると彼らの方が僕よりラッキーだった。でも僕もここまで来られた」
ディ・レスタは、ふたりに対して気後れしたりはしないと述べた。
「うぬぼれているように聞こえたらいやなんだけど、彼らが(F1)タイトルを獲った時に、僕はいなかった。僕らは昔すごい戦いをしたから、今後また同じように戦えるといいね」
彼は、チームメイトで先輩のエイドリアン・スーティルにまずは勝とうと考えている。
「最初から彼と同じペースかそれより速く走りたいと思っている」