英AUTOSPORT誌がベルギーGPを戦った24人のドライバーを10点満点で評価、ウイナーのジェンソン・バトンに10点が与えられた。最低点はスタート後の多重クラッシュを引き起こしたロメイン・グロージャン、小林可夢偉は8点だった。

 英AUTOSPORT誌のF1担当編集者エド・ストローは、ポール・トゥ・フィニッシュを飾ったバトンに満点の10点をつけている。
「今年バトンは、しばしばタイヤやバランスの問題に苦しんできたが、スパでの彼は見事だった」とストローは記している。
「予選では強力で、決勝でも冷静さを保ち、スタートもリスタートも成功させ、常に完璧に状況をコントロールしているように見えた」

 スタート後の多重クラッシュを引き起こしたグロージャンが最低点の2点となった。
「彼は自分がハミルトンの前に出てはいないことに気付かなかった。1戦出場停止は完全に妥当な処分だった」

 ジャンプスタートをした後、ティモ・グロックに追突したパストール・マルドナドは4点だった。
「ペナルティは少し厳しかったかもしれないが、ジャンプスタートをしたことと、グロックに接触したことの責任を取るのは当然のことだ。しかしミスをしていないときには非常に速かった」

 チームの情報をTwitterで暴露するなど、精神的な不安定さが目立ったハミルトンも5点の低評価となった。
「Twitter騒ぎは置いておくとして、彼の週末はひとつの決断に左右された。旧型スペックのハイダウンフォース仕様のウイングに戻したことだ。そのためにいいグリッドを取れず、スタート後、グロージャンに接触される位置にいることになった。そういう意味では、彼は自分の運命を自分で決めたということになる」

 予選2番手を獲得した小林可夢偉には8点が与えられている。
「予選ラップは飛びぬけて素晴らしかった。予選の速さに関しては彼より優れていると思われたチームメイトのペレスに勝った。しかしスタートではすべてがうまくいかなかった。ブレーキがオーバーヒートを起こし、マシンがダメージを受けた。しかし挽回するため、傷を負ったマシンで最大限のアタックをしたのは見事だった」

 各ドライバーの点数は以下のとおり(10点満点)。

セバスチャン・ベッテル:9点
マーク・ウエーバー:7点
ジェンソン・バトン:10点
ルイス・ハミルトン:5点
フェルナンド・アロンソ:8点
フェリペ・マッサ:7点
ミハエル・シューマッハー:8点
ニコ・ロズベルグ:6点
キミ・ライコネン:9点
ロメイン・グロージャン:2点
ポール・ディ・レスタ:9点
ニコ・ヒュルケンベルグ:9点
小林可夢偉:8点
セルジオ・ペレス:6点
ダニエル・リカルド:7点
ジャン-エリック・ベルニュ:8点
パストール・マルドナド:4点
ブルーノ・セナ:5点
ヘイキ・コバライネン:4点
ビタリー・ペトロフ:7点
ペドロ・デ・ラ・ロサ:7点
ナレイン・カーティケヤン:6点
ティモ・グロック:7点
シャルル・ピック:6点

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