今季末でトロロッソのレースシートを失うことが確定したジャン-エリック・ベルニュが、シーズン後半戦でいい結果を出し、来年もF1に残ることを目指すと語った。

 18日、トロロッソはレッドブル・ジュニアチームのメンバーであるマックス・フェルスタッペンを2015年、ダニール・クビアトのチームメイトとして選んだことを発表した。これによりベルニュが今季末でトロロッソのシートを失うことが決まった。

 現在24歳のベルニュは、2011年にトロロッソのテストドライバーを務めた後に2012年に同チームからF1デビュー、今年3年目のシーズンを送っている。昨年末でマーク・ウエーバーがF1から引退したため、レッドブル昇格のチャンスが訪れたが、チームはダニエル・リカルドを選んだ。

 トロロッソのチームプリンシパルであるフランツ・トストは、ベルニュが来年以降もF1に残れるよう願っているとコメントした。

「ジャン-エリック・ベルニュは本当によく頑張ってくれた。彼に感謝したい。彼は強力なパフォーマンスを発揮してきたものの、不運にも何度か信頼性の問題に足を引っ張られた。今季前半戦に特にその傾向が強かったと思う」

「我々としてはこれまでの問題をすでに解決したと考えており、彼が活躍して後半戦をいい形で締めくくり、F1で別のチャンスが与えられるにふさわしいドライバーであることを証明できるよう願っている」

 レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコは、8月の段階でトロロッソの来季ドライバーラインナップを正式発表したのは、フェルスタッペンJrにF1デビューの準備期間を十分に与えるためであると述べるとともに、ベルニュにとっても他のF1シートを探すチャンスが拡大することにつながると考えている。

「シーズン半ばで発表するのは、さまざまな憶測を終わらせ、来年に向けて準備を整えるためだ」とマルコが述べたとF1公式サイトが伝えた。
「一方、ジャン-エリック・ベルニュには8戦残っている。いい結果を出せばいい印象を与えることができ、それが今後のF1キャリアに役立つかもしれない」

 ベルニュ自身はTwitterを通して、来年のF1参戦を目指して努力すると語っている。
「トロロッソは優れた学校であり、たくさんのことを学んだ。今は、今シーズンをいい形で終えることに集中している。すでに2015年に向けて動いている。F1で証明したいことがまだまだたくさん残っている」

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