2011年F1カナダGPの金曜プラクティスで、ルノーのニック・ハイドフェルドは1回目9位/2回目9位、ビタリー・ペトロフは1回目14位/2回目8位だった。

■ロータス・ルノーGP
ニック・ハイドフェルド フリー走行1=9位/2=9位
 忙しい金曜日だったけれど、僕らにはこれといったドラマは起きなかった。両方のタイヤコンパウンドを精査したが、これといった驚きはなかった。ただ、ソフト側のコンパウンドのタイヤを装着した際のクルマのバランスはもっと改善させる必要がある。新しいリヤウイングとDRSはよく機能しているようだ。唯一の悪いニュースといえば、赤旗により午後のセッションでロングランを走れなかったこと。路面は午前中よりは良くなったが、まだ滑りやすく、何人かのドライバーはこのトリッキーなコンディションの餌食になった。残り2日は気温が下がる見込みで、雨が降ることも予想している。週末を通してフレキシブルに対応していく必要がある。金曜日に多くのファンがグランドスタンドにいるのを見て嬉しかった。まるでレースデイのように感じたよ。

ビタリー・ペトロフ フリー走行1=14位/2=8位
 最初のプラクティスセッションで多くの周回を走行できなかったのにはフラストレーションがたまった。最初は僕のクルマの無線を直さなければならず、次はスロットルペダルを交換する羽目になった。その上赤旗が出て、走行時間はさらに限定された。でも、2回目のセッションでは満足できる周回をこなせたし、スーパーソフトタイヤが多少ながらグリップが高いことも発見できた。予定していた作業をすべて行えたので、2回目のセッションには満足している。クルマの良いバランスも見つけ出せたし、ロングランも何度かできた。だから全体としてみて、満足できる1日となったと思う。ひとつ考慮しておかなければならない点は、路面が週末を通して大きく変化するということ。そのため、明日1日あるいは日曜までの2日で状況が変わっていくかもしれない。

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