セルジオ・ペレスが、2013年シーズン限りでマクラーレンを離脱することを正式に発表した。
今季、ルイス・ハミルトンの後任としてマクラーレンに加入したペレスだが、マシンのパフォーマンス不足と荒削りなドライビングが影響し、ここまでわずか35ポイントと低迷。対するチームメイトのジェンソン・バトンは60ポイントを獲得しており、名門を預かるチーム首脳陣たちを満足させることができなかった。
ただ、ここ数戦は安定してポイントを獲得。チームが高く評価する育成ドライバーのケビン・マグヌッセンと交代するという噂を一度は打ち消したかに思われたが、最終的には、わずか1年でマクラーレンのシートを失う結果となった。
ペレスは13日、自身のTwitterを通じて声明文を発表した。
「まずはじめに、今シーズン共に戦う機会を与えてくれたマクラーレンに感謝したい」とペレス。
「F1で最も競争力の高いチームのひとつに在籍できたことは名誉なことだった。彼らに加わったことを少しも後悔していない」
「僕は常にチームのためにベストを尽くしてきた。ただ、それにもかかわらず、この歴史的なチームで目指してきたことを達成することはできなかった」
ペレスは、シーズン最後の2戦となるアメリカとブラジルで好結果を残し、マクラーレンでのキャリアをいいかたちで終えることを決心している。
また、来シーズンのシート獲得にも早くも目を向けている。
「チームの将来の幸運を心から祈りたい。僕は常にマクラーレンのファンだ」
「一方で僕は、勝利を目指して戦えるベストなパッケージの中で自分のポジションを確立するために将来を見据えている」
「マクラーレンとそのすべてのパートナーに感謝している。心配ないよ、僕は決して諦めない」