ザウバーのセルジオ・ペレスは、2011年末にも自分がフェラーリのシートに相応しいドライバーになることを望んでいる。F1SAが伝えた。
メキシコ出身のルーキー、ペレスは、2週間前の開幕戦オーストラリアGPでいきなりシングルポジションでチェッカーを受けた。彼は、多くのベテランドライバーが2ストップ作戦をとるなか、印象的な1ストップ作戦を成功させた。
今シーズン、メキシコの大手通信企業「テルメックス」のバックアップとともにザウバー入りしたペレスは、フェラーリが支援するFDA(フェラーリ・ドライバー・アカデミー)の一員にもその名を連ねている。フェラーリは今シーズン、ザウバーにエンジンとトランスミッション、そしてKERS(エネルギー回収システム)を供給している。
一方、フェラーリはブラジル人ドライバーのフェリペ・マッサと2012年までの契約を結んでいるが、昨年のマッサはチャンピオン争いを演じたフェラーリチームで不遇のシーズンを過ごしており、彼が契約通りにシートを維持するには、相当のパフォーマンスを示さなければならないと示唆されている。
フェラーリのシートを望んでいるかと聞かれた21歳のペレスは、BBC Oneテレビに次のように語っている。
「ノーと言えばそれは嘘になる。確かに、いつかフェラーリをドライブするというのは僕にとっての夢だからね」
「ただ、2012年のことについて話すのはまだ早いよ。僕の前には長い道のりがあり、多くの学ぶべき事やしなければならない仕事があるんだ。今シーズンが終わる頃には、何かしらそうした準備ができていればいいと思っている」