セルジオ・ペレスは、F1で力のあるチームのシートを確保できない場合には、インディカー転向も選択肢のひとつになると述べた。
マクラーレンは先週、来年、ペレスの代わりに育成ドライバーで今季フォーミュラ・ルノー3.5のチャンピオン、ケビン・マグヌッセンを起用することを発表した。
ペレスは、シーズン終了直前で放出を告げられたため、来年に向けて競争力のあるチームと契約するのがかなり難しくなったと述べている。
今もF1で走ることを第一に考えているが、下位チームに乗ってでもF1に残りたいとは考えていないと、ペレスは言う。下位チームにしか可能性がない場合、他のカテゴリーへの転向を検討するということだ。
「最終的に自分がどこに行くのか分からない。F1で走る意欲を感じられるようなシートを手に入れたい」とペレス。
「そうでなければ他の選択肢に目を向ける。僕はこのスポーツを愛しているが、F1には好きでない要素がたくさんある。どんな状況でもいいからF1にいたいとは思わない」
「自分の才能を証明し続けるチャンスを与えてくれる、強力なシートを見つけなければならない。タイトル争いをするという、目標をかなえるためにね」
他の選択肢にインディカーも含まれるかもしれないと、ペレスは認めた。最近、4回チャンピオンに輝いたダリオ・フランキッティが引退を表明し、トップチームのチップガナッシのシートにも空きがある。
ガナッシとの契約を検討するかと聞かれたペレスは「そうだな、まだ連絡はとっていないし、今のところ僕の頭の中はF1でいっぱいだ」と答えた。
「僕は23歳だ。F1でやれることがたくさんある」
「でも自分の将来にとってふさわしいシートが見つからないのであれば、そういった選択肢を検討しなければならないかもしれない。興味深い話かもしれないね」