20日、スペインのカタルニア・サーキットで行われたバルセロナ合同テストの2日目は、マクラーレンのセルジオ・ペレスがトップタイムをマークした。
終日にわたり快晴のドライコンディションに恵まれたテスト2日目のバルセロナは、最高気温20度、路面温度は26度(※フェラーリ参照)を記録するなか、参加11名のドライバーが多くの周回を重ねた。
この日、トップタイムをマークしたのはマクラーレンのペレスだった。午前中にショートランを繰り返し、午後のロングランではシステム関連の学習に取り組んだ彼は、ソフトタイヤでのワンラップアタックでこの日最速となる1分21秒848を記録した。
午前中をリードしたレッドブルのセバスチャン・ベッテルは全体でも2番手につけたが、マシンは途中でトラブルに見舞われ、ピットアウト出口にストップ。トラブル自体は深刻なものではなかったが、その後のレースシミュレーションは、赤旗によって早めの終了を余儀なくされた。
3番手にはロータスのキミ・ライコネンがつけた。彼はギヤボックス交換で午前中わずか4周と出遅れたが、午後のセッションでは40周近くを走り抜いてなんとか挽回。一方、2日目最多の121周を重ねたメルセデスのルイス・ハミルトンは午前中にエキゾーストの比較作業を行ったほか、ハードからミディアムに履き替えた午後のセッションではロングランにも取り組んでいる。
5番手タイムのフェラーリ、フェルナンド・アロンソはエキゾーストパイプのトラブルで予定のプログラムをすべてこなすことは出来なかったが、マシン開発に必要なデータ収集とピレリタイヤの理解に勤め、76周を走り抜いた。
新車FW35での初走行となったウイリアムズのバルテッリ・ボッタスが6番手。トロロッソのダニエル・リカルドが続き、フォース・インディアのポール・ディ・レスタ、ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグが8、9番手につけた。最下位はマルシャのマックス・チルトンとなっている。