マクラーレンは、2014年のジェンソン・バトンのチームメイトとして、セルジオ・ペレスと育成ドライバーであるケビン・マグヌッセンのどちらを選ぶか、まだ決めかねているといわれている。

 ペレスは最近何度か好結果を残しており、契約延長の可能性が高まっているといわれている。しかしBBCは、チーム上層部は、今シーズンを見てきて、ペレスには来季の新レギュレーションにおいて力を発揮できるスキルはなく、十分な速さもないと考えていると報じた。

 ここまでの17戦の中で予選においてペレスはバトンに9戦で敗れている。
 バトンはペレスに対処することができると考えており、そのためペレスの残留を望んでいるということだ。

 元F1ドライバーでもあるヤン・マグヌッセンの息子、21歳のケビンは、フォーミュラ・ルノー3.5への参戦2年目である今年、5勝を飾ってチャンピオンに輝いた。

 マクラーレンはマグヌッセンの速さと成熟度を非常に高く買っている。マグヌッセンはシミュレーターにおいてペレスよりも速さを見せたということで、チームのテストに参加した際も見事なパフォーマンスを発揮した。

 チームプリンシパルのマーティン・ウィットマーシュは、マグヌッセンは「恐ろしく速い」と称賛し、未来のチャンピオン候補であると評価している。マグヌッセンは、初めてマクラーレンでF1テストに参加したアブダビにおいて、わずか3周目のフライングラップで6番グリッドに相当するタイムをたたき出したということだ。

 マクラーレンは、ホンダとの提携がスタートする2015年にはフェルナンド・アロンソを獲得したいと今も考えているという。来年マグヌッセンを起用して、実戦で力を評価し、翌年のアロンソのチームメイトとして彼かバトンのどちらかを選ぶという可能性を、チームは検討しているとBBCは報じている。

 一方でマクラーレンは、経験の浅いドライバーをいきなり起用することのリスクを恐れてもいるという。

 ウィットマーシュはアブダビで、ドライバー発表は「近いうちに」と述べていたが、今週、チーム関係者が語ったところによると、決定はもう少し先になりそうだということだ。

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