ホンダは22日、2014年のWTCC世界ツーリングカー選手権に参戦するカストロール・ホンダ・ワールド・ツーリングカー・チームのドライバーラインナップを正式にアナウンスした。

 2013年からWTCCにワークス参戦を開始したホンダは、参戦初年度の今シーズンをガブリエル・タルキーニとティアゴ・モンテイロという、F1経験もあるベテランのふたりを起用し、第3ラウンドのスロバキアではタルキーニが早くも優勝を飾った。
 第9ラウンドのアメリカでも勝利を挙げたホンダは、マニュファクチャラーズタイトルを手にして迎えた母国ラウンドの鈴鹿でも、同じシビックWTCCを駆るホンダ陣営の一角、ノルベルト・ミケリス(ゼングー・モータースポーツ)が勝利を挙げている。

「WTCCフル参戦初年度となる今シーズン、大変タイトなスケジュールの中で、マシンの開発を進め、参戦してまいりましたが、ドライビングスキルは勿論のこと、経験と知識が豊富なタルキーニ選手やモンテイロ選手による懸命な努力のおかげで、ホンダ・シビックWTCCは目まぐるしい進化を遂げ、2度の優勝や数々の表彰台を獲得することができました」と、同社モータースポーツ部部長の佐藤英夫氏はコメントし、大幅なレギュレーション変更とシトロエンの新規参戦を控える2014年も引き続き、タルキーニとモンテイロを起用することを明らかにした。

「2014年は、レギュレーションが大きく変更され、さらにダイナミックなレースが期待できます。このようにWTCCが新たな時代の幕開けを迎える中、来シーズンも、ホンダ・シビックWTCCを熟知し、大きな功績を築いていただいたお2人とホンダの仲間として共に戦えることを大変うれしく思います」

 今季2勝を挙げているタルキーニは、「英国ツーリングカー選手権参戦時から10年以上にわたって築いてきたホンダとの絆を誇りに思っています」とコメント。「夢を共有し、勝利という一つの目標に向かい、チームが一丸となってまい進してきました。そして、日々マシンの開発に取り組んだ結果、2度の優勝をつかみ取ることができました。今後は、ホンダのパフォーマンスをより確かなものとすべく、2014年のマシン開発に全力を尽くします」

 同じく続投が決まったモンテイロは、2014年を楽しみにしていると語った。
「昨年の参戦にあたり、初期の段階からチームに加わってきましたが、チーム一丸となってホンダ・シビックWTCCの開発を進め、マシンの競争力をここまで高めることができました。これまで開発に携わることができ、大変光栄に思います。今まで以上に結束を固くし、2014年は、さらに多くの表彰台を獲得したいです。2014年シーズンが楽しみで仕方ありません」

 今季、マニュファクチャラーズタイトルを手にしたホンダは、2013年のドライバーズチャンピオンに輝いたイバン・ミューラーと9度のWRCチャンピオン、セバスチャン・ローブを擁するフランスの雄、シトロエンを迎え撃つ。

本日のレースクイーン

奥田千尋おくだちひろ
2025年 / スーパーGT
WAKO'S GIRLS
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by auto sport : Hands in the Fight|0.25mmの戦い

    FORMATION LAP Produced by auto sport : Hands in the Fight|0.25mmの戦い

  • auto sport

    auto sport 2025年8月号 No.1610

    スーパーGT熱闘最新アップデート
    GT500 3ワークス開発概況
    『24年モデル』GRスープラの“穴”を突け

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円