ホンダは7日、東京・青山で2014年のモータースポーツ活動計画発表会を開催し、今季スーパーフォーミュラにホンダエンジンで参戦するドライバーを発表した。

 2013年シーズンは、TEAM無限の山本尚貴が大逆転でチャンピオンを獲得。今季スーパーフォーミュラは新たにダラーラ製のSF14シャシーに変更されることになるが、それにともないホンダでは、新開発の2リッター直4直噴ターボエンジン『HR-414E』を搭載。合計4チーム8台がホンダエンジンを搭載して走ることになる。

 一時ヨーロッパ行きの噂もあったディフェンディングチャンピオンの山本は、最終的にTEAM無限に残留。栄光のゼッケン1を背負いSF14元年を戦う。チームメイトには、スーパーGTでもTEAM無限に所属する中山友貴がHP REAL RACINGから移籍することになった。

 そのHP REAL RACINGには、元F1ドライバーが加わった。スーパーGTではARTAから参戦するビタントニオ・リウッツィが、ひさびさにフォーミュラのレースに挑む。トヨタ勢ではナレイン・カーティケヤンの参戦が決まっており、2011年にヒスパニアでコンビを組んでいたふたりがSFで戦うことになる。HP REAL RACINGのチームメイトは、チームを引っ張る塚越広大で、このふたりの対決も見もの。

 一方、DOCOMO DANDELIONは武藤英紀が残留する一方で、GP2参戦で空いた伊沢拓也のシートで野尻智紀がスーパーフォーミュラにデビューを飾ることになった。野尻はホンダの育成プロジェクト出身で、長年全日本F3を戦っていたが、満を持して国内トップフォーミュラデビューを飾ることになる。

 ドライバーが一切変わらなかったのはNAKAJIMA RACING。小暮卓史、中嶋大祐とも残留することになった。小暮は2003年のフォーミュラ・ニッポンデビュー以来、06年をのぞいてすべてNAKAJIMA RACINGで戦っており、2014年は8年連続の在籍となっている。

 これでトヨタ、ホンダとも参戦ドライバーが明らかにされたことになり、今季のSF参戦ドライバーがすべて決定した。元F1ドライバーの起用をはじめ、タイトル防衛に向け体制を強化してきた印象が感じられるホンダのSF参戦ラインナップとなった。なお、昨年、一昨年とスーパーフォーミュラにスポット参戦していた佐藤琢磨だが、今季は参戦の予定はアナウンスされていない。

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