モロッコ人ドライバーのメディ・ベナーニが、来年のWTCC世界ツーリングカー選手権で2014年仕様のホンダ・シビックWTCCを走らせることが明らかになった。
今季、プロチーム・レーシングのBMWを走らせるベナーニは、先日、来季のドライバーラインナップをアナウンスしたワークスホンダの2台とシビック継続を明らかにしたゼングー・モータースポーツのノルベルト・ミケリスとともに4台目のシビックWTCCをドライブすることになる。
ベナーニはWTCCで未だ未勝利だが、今シーズンはリバースポールから2位表彰台を3度経験するなど、何度か印象的な活躍を見せている。
「今シーズンを通して優れた結果を残せているし、トップのポジションを争うことができると証明したと思う」とベナーニ。
「さらに前進するために、このフィールドで最も競争力のある一台をドライブすることに、今は非常に興奮しているよ」
ヨーロッパ・ホンダのモータースポーツマネージャーを務めるウィリアム・デ・ブラーケレールも、今回の契約が新たな規則で運営されるシリーズを促進するものになると考えている。
「新しい技術規則が導入される来年のチャンピオンシップでは、できる限り多くの2014年仕様のマシンが必要とされる。プライベートチームが利用可能な4台目の2014年型シビックを製造することは、我々の哲学と一致するものだ」
シリーズ初年度の2005年からWTCCに参戦するプロチーム・レーシングは、2008と10年にセルジオ・ヘルナンデスがインディペンデントクラスのタイトルを手にしている。