ホンダが2015年にパワーユニットのサプライヤーとしてF1に復帰することを、ホンダで走った経験を持つドライバーたちが歓迎している。
ホンダはマクラーレンと契約を結び、2015年から複数年にわたりエンジンとエネルギー・リカバリー・システムを供給することを5月に発表した。
ホンダの復帰を喜ぶさまざまなドライバーたちのコメントをブラジルのTotalraceが伝えている。
2003年からBARホンダ、2006年からホンダで走り、現在マクラーレンに所属するジェンソン・バトンは次のように語った。
「マクラーレンの将来にとってもF1にとってもいいことだと思う。ホンダのような大手自動車メーカーが参戦するのは素晴らしいことだ。今は4つのエンジンマニュファクチャラーが参戦しているが、今回の変化によって他の自動車メーカーが参戦する可能性が出てくるだろう」
2006年からホンダで走ったルーベンス・バリチェロも、ホンダの復帰を歓迎している。
「彼らがF1から去るのを見た時、大きな悲しみを感じた。F1に参戦しないホンダ、ホンダのいないF1は、それぞれ以前とは違う。彼らが復帰することになりとても嬉しい。特にマクラーレンと契約を結んだのは素晴らしいことだ」
マクラーレン・ホンダで1989年にチャンピオンになったアラン・プロストは、ホンダ参戦はF1のイメージにとっても素晴らしいことだと述べた。
「素晴らしいことだと思う。このニュースを聞いて嬉しかった。ホンダにとってもF1のイメージにとってもいいことだ。来年は新しいテクノロジーが導入される。新たなテクノロジーの下でホンダのようなマニュファクチャラーがF1に復帰することを望むというのは、F1全体のイメージにとって素晴らしいことだ」
一方、フェラーリのフェルナンド・アロンソは、自動車メーカーのF1撤退が相次いだ後、小規模チームの参戦によってエントリー数は保たれはしたものの、大手自動車メーカーが戻ってくることはF1にとって最高の出来事であると喜んでいる。
「マニュファクチャラーがF1に参戦するのはいいことだし歓迎だ。(自動車メーカーが撤退し)ケータハム、マルシャ、HRTといった低予算の小規模チームが代わりになることを期待したが、そうはならなかった。F1は他のどのカテゴリーよりも条件が厳しい。ホンダの参戦は最高のニュースだ」