レッドブル・レーシングのチームプリンシパル、クリスチャン・ホーナーは、セバスチャン・ベッテルは本物の実力を持ったドライバーであり、現在の実績も彼自身の才能が成し遂げたものであると強調した。

 ベッテルは、2009年にレッドブルへ移籍して以降、29勝を挙げ、3年連続のワールドチャンピオンを獲得している。ただ、一部には彼の実績が優れたマシンの力によるものだと見る向きもあるようだ。

 ベッテルの実力を疑っている人たちへのメッセージを尋ねられたホーナーは、09年以降に9勝も挙げているマーク・ウエーバーを上回っていることがベッテルの実力を証明しており、ベッテルの実力を疑うことはウエーバーに対しても失礼だと語った。

「ウエーバーに対して非常に失礼だと思う。我々は2台のマシンを走らせているのだし、ウエーバーはいいドライバーだ。本当にいいドライバーだよ」
「特に、ライバル勢の一部には常にそういう(無礼な)意見を持っている人たちがいるんだ」
「私は、ベッテルが本物だということに疑いの余地はないと思っているよ」

 ホーナーは、ベッテルがまだF1の“レジェンド”にはなっていないと認めつつも、フェルナンド・アロンソやルイス・ハミルトン、キミ・ライコネン、ジェンソン・バトンらのワールドチャンピオンが揃うなかで成功を収めた事自体が信じられない功績だと語っている。

「(“レジェンド”になるために)ベッテルは勝って勝って勝ち続ける必要がある」とホーナー。

「彼は、彼が成し遂げられることだけしかできないし、彼なりのベストを尽くすことしかできないんだ。あんなに若い年齢で多くのことを達成したという事実は、とても驚くべきことだと思う。ベッテルはこれからも強くなり続けるはずだ」

「現在はF1にとって幸福な時期だ。アロンソやハミルトン、ライコネン、バトン、ウエーバーと、強力なドライバーたちが揃っている。全員が同じタイヤを使い、ほとんどテストが出来ないフォーミュラの世界で、ベッテルは成績を残した。こうした、かなり平等な競争の場でだ。そのことが、(ベッテルの功績を)さらに鮮烈にしている」

「仮に我々が最高のマシンを持っていたとしたら、すべてのレースと、(ドライバー/コンストラクターの)両チャンピオンシップでワン・ツー・フィニシュを達成しているはずだ。でも、そうはなっていない」

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