ウイリアムズは来季、サードドライバーを務めたバルテッリ・ボッタスをブルーノ・セナの代わりにレースドライバーとして起用することを決めたが、ボッタスはシートを確保するにあたり母国フィンランドの企業とのスポンサー契約を獲得したことが明らかになった。
ウイリアムズは28日、2013年のドライバーとしてパストール・マルドナドとボッタスのラインナップを発表した。これによりセナはウイリアムズのシートを失うことになった。
セナは約1,400万ドル(約11億5,000万円)に当たるスポンサーマネーをチームにもたらしていたといわれており、彼の放出によってウイリアムズは財政的に打撃を受けるものとみられたが、ウイリアムズのボス、トト・ウォルフは、ボッタスはF1にデビューするにあたってスポンサー契約をまとめてきたと述べた。
「運営には資金が必要であることははっきりしている。資金は重要なファクターだ。そのため我々は最適なパッケージを用意する必要があった」とウォルフ。
「バルテッリにはF1参戦をサポートするパートナーがいる」
「私たちには他と同様に商業的な現実がある。(バルテッリは)サーキットでもそれ以外でも素晴らしい仕事をしたと言える。彼はフィンランドで支援者を見つけるのに成功したのだ」
今季グランプリのフリー走行でたびたび走行したボッタスは、見事なパフォーマンスを見せており、来シーズンのレースドライバー昇格はほぼ確実であるとみられていた。