WEC世界耐久選手権のLMP1クラスに参戦しているポルシェは、2016年のル・マン24時間でも、ニコ・ヒュルケンベルグを含む今年の19号車のドライバーラインアップを採用したいとの意向を示している。

 2014年から耐久レースのトップカテゴリーに復帰を果たしたポルシェ。今年は3台のポルシェ919ハイブリッドでル・マンに挑戦し、3台目となる19号車のドライバーには、ポルシェでワークスドライバーを務めるニック・タンディ/アール・バンバーのふたりとともに、現役でF1に参戦しているヒュルケンベルグを起用した。そして、この19号車が、ポルシェに17回目となるル・マン制覇をもたらした。

 ポルシェのLMP1チームを率いるアンドレアス・ザイドルは、来年のル・マンでも「間違いなく3台を走らせるだろう」と語るとともに、タンディ/バンバーとともに再びチームに加わってくれないかとの交渉をヒュルケンベルグ側と行っていることを明らかにした。

「理想としては、3台目のマシンでは同じメンバーを採用したいと考えているんだ。しかし、まず我々はニコのF1での状況を待つとともに、注視しなくてはならない」

 一方、フォース・インディアからF1に参戦しているヒュルケンベルグは、8月28日〜30日に開催されたWEC第4戦ニュルブルクリンクの現場に姿を見せ、ル・マン再挑戦はF1での契約によると語っていた。

「(ル・マンへの再挑戦が)できたらいいと思っているし、したいと思っている」と語っていたヒュルケンベルグ。なお、その後の9月1日には、フォース・インディアとヒュルケンベルグとの契約延長が発表されている。

「すべては僕のF1キャリアがどうなるか、そして最終的にどこでレースをすることになるかにかかっている」

 フォース・インディアは今年、ヒュルケンベルグに対してル・マンでレースすることと、その準備としてスパ戦を戦うことを許可したが、同様の合意が今回に交渉でも含まれているのではないかと見られている。

 なおザイドルは、2016年に向けて「ニックとアールがル・マンのLMP1で走ることはほぼ決定している」と明かし、それは「GTプログラムでも利益があるだろう」と付け加えた。またザイドルによると、ポルシェが来年もフル参戦の2台に加えてもう1台をル・マンで走らせるという決断を下すのは簡単なことだったという。

「ル・マン前に9人のドライバー全員が同じくらいのマイレージを走ることができていれば、レースでは3台すべてに等しく勝つチャンスがあるというコンセプトが、ル・マンで証明されたんだ」とザイドルは話している。

 なお、ル・マン優勝車両となった19号車のクルーは現在、ポルシェ専用のテストチームとして活動しているということだ。

本日のレースクイーン

星沢しおりほしざわしおり
2026年 / スーパーGT
KENWOODレディ
  • auto sport ch by autosport web

    20歳でスーパーGTの最高峰に挑む“新人”小林利徠斗に迫った『FORMATION LAP』2026年第1弾が6月5日に公開

    ふつうとちょっとズレてる──20歳で最高峰に挑む新人ドライバー【FORMATION LAP Produced by auto sport】2026 Episode 1

  • auto sport

    auto sport 2026年8月号 No.1622

    [特集]│多│角│検│証│
    なぜ、日本人はF1で勝てないのか?
    いつか夢を実現するために過去から学ぶ

  • asweb shop

    F速 Premium Vol.3
    角田裕毅 現在・過去・未来

    2,100円