ポルシェ モータースポーツニュースレター:2010年6月

ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:ミヒャエル・マハト)のモータースポーツニュースレターでは、世界各国のポルシェモータースポーツに関する情報をお伝えいたします。

ル・マン24時間:911 GT3 RSRがGT2クラス優勝、ワークスドライバーが総合優勝

6月12日、13日に開催されたル・マン24時間レースにおいて、ワークスドライバーのマルク・リーブ/リヒャルト・リーツ/ウォルフ・ヘンツラー組がフェルベマイヤー・プロトン・チームの911 GT3 RSRでGT2クラス優勝を果たしました。24万人の大観衆が見守る中、この3名のドライバーは素晴らしいペースで周回を重ね、メカニカルトラブルに見舞われることもなく450 PSの911 GT3 RSRをクラス優勝に導きました。
アウディR15 TDIのステアリングを握ったポルシェのワークスドライバー、ティモ・ベルンハルトとロマン・デュマおよび元ポルシェのワークスドライバーであるマイク・ロッケンフェラーは見事、総合優勝を果たしました。ティモ・ベルンハルトは、2003年のデイトナ24時間での優勝をはじめ、2006年〜2009年のニュルブルクリンク24時間レースでの4勝、2008年のセブリング12時間、およびアウディでの今回のル・マン優勝と、4つのロングディスタンスクラシックすべてを制覇した初のレーシングドライバーとなりモータースポーツ界のグランドスラムを達成しました。ベルンハルトは、2002年からポルシェのワークスドライバーとして活躍しています。

マルセル・ティーマン:順調に回復

ニュルブルクリンク24時間レースの5回の総合優勝のうち4勝をマンタイ・レーシングのポルシェ911で達成したマルセル・ティーマン(36)は5月23日、インターナショナルGTオープンのイモラ戦で、アウディをドライブ中にライバルの車両にコースから押し出され、壁に激突しました。ティーマンは重度の頭蓋脳損傷、頸椎骨折および肋骨骨折を負いましたが、順調な回復を見せています。6月17日にはグロースハダーン大学病院からバート・アイブリング(バイエルン)のリハビリテーションクリニックに転院し、計画通り治療を続けています。

ADAC GTマスターズ:ミュールナー・モータースポーツが100勝目を挙げポイントリーダーに

5月29日にホッケンハイムリンクで開催されたADAC GTマスターズの第5戦でミュールナー・モータースポーツ・チームが100勝目を祝いました。イェルク/ティム・ベルクマイスターの911 GT3 Rがランボルギーニを0.8秒差で破りゴールしました。ベルクマイスター兄弟は、5月30日の第2戦で3位に入り、その結果ミュールナー・モータースポーツがポイントリーダーに復帰、ティム・ベルクマイスターはドライバーズポイント2位に浮上しました。

ブリティッシュGT選手権:トラックスピードポルシェ2台が表彰台

6月5日、スパ・フランコルシャンで開催されたブリティッシュGT選手権では、トラックスピード911 GT3 Rを駆るリチャード・ウエストブルーク/デイビッド・アッシュバーンが2位でチェッカーフラッグを受け、このすぐ後にチームメイトのオリバー・ブライアント/オリバー・モーリー組が続きました。ウエストブルークは150分間のレースのゴール前15周でアッシュバーンにステアリングを渡すまで、レースをリードしていました。現在、アッシュバーンはドライバー部門ランキング第3位です。

ベルカー耐久選手権:ゴーセンス/スウレが2勝目

6月5日のスパ・フランコルシャン第2戦の1周目、マルク・ゴーセンス/マキシム・スウレがプロスピード・コンペティション911 GT3 Rでトップに躍り出ました。150分後、このペアはシーズン2勝目を祝っていました。プロスピードポルシェのチームメイトであるルーベン・マエ/エンツォ・イデ組がかなりの周回で2位を維持していましたが、アウディにその場を奪われ3位でチェッカーフラッグを受けました。

イタリアGT選手権:ジァンルカ・ローダがリードを維持

6月6日にマジョーネで開催されたイタリアGT選手権の第5戦、第6戦の後も、ジァンルカ・ローダがGT3クラス首位を維持しています。ローダはチームメイトのラッファエーレ・ジァンマリアとアウトールランド・スポーツ911 GT3 Rで参戦、第5戦では2位でゴールしました。しかしその後、勝者がイエローフラッグで追い越したとの裁定が出たため、繰り上げ優勝となりました。日曜日の第6戦では、ローダとジァンマリアは3度目となる総合優勝を達成しGT3クラスでも優勝を飾りました。

ニュルブルクリンク・ロングディスタンスチャンピオンシップ:ポルシェが写真判定で勝利

6月12日に27周、660 kmで競われたニュルブルクリンク・ロングディスタンスチャンピオンシップの第4戦の決着は、最後の数メートルに持ち越されました。激しい雨が降りしきる中、マメロウ・レーシング911 GT3 Rをドライブするクリス・マメロウがハンスヨアキム・シュトゥックのアウディをゴール直前で捉え、わずか0.24秒の差で逆転優勝を飾りました。マメロウは、マルク・バセングとともにポルシェのコックピットに乗り込みました。

グランダム:アンディ・ラリーがシーズン2勝でタイトル争いに残る

6月5日にワトキンスグレンで開催された6時間レースでポルシェ911 GT3カップのアンディ・ラリー/スペンサー・パンペリーがGTクラス優勝を果たしました。TRGチームから参戦したこのペアは、元ライダーのボブ・ドイルのサポートを受けました。今シーズンのチャンピオンシップ6戦中2勝を挙げ、アンディ・ラリーはドライバー部門で2位に僅差の3位につけています。

カレラカップ ジャパン:清水がわずかに差を広げる

6月12日、13日に富士スピードウェイで開催された第4戦および第5戦において、ディフェンディングチャンピオンでポイントリーダーでもある清水康弘がポール・トゥー・ウインを決め、安岡秀徒に対しクラスAのシリーズランキングで、6ポイント差とわずかではあるもののリードを広げました。安岡選手はこの2戦とも2位につけ、清水選手を射程距離に収めています。ポルシェ ジャパンは清水選手の若きライバルである安岡選手に対して、そのモータースポーツの才能を認めスカラーシップを与えています。現在、清水選手の4勝に対し、安岡選手は1勝となっています。
クラスBでは、開幕3連勝でシリーズをリードする大久保選手に対して、神取選手がこの2連戦で連勝を飾り、わずか2ポイント差まで肉迫しています。

カレラカップ アジア:珠海でマーキー・リーがダブル優勝 – メンツェルがリードを維持

現チャンピオンのクリスティアン・メンツェルの4勝後、6月20日、香港出身のマーキー・リー(レッドブル・レーシング)が珠海で開催された第5戦および第6戦を支配しました。引き続きドイツ人のメンツェルがチャンピオンシップをリード、これにクレイグ・ベアードが続いています。

カレラカップ ドイツ:ニコラ・アルマンドがポール・トゥー・ウイン

6月6日にユーロスピードウェイ・ラウジッツで開催されたカレラカップ ドイツ第3戦でフランス出身のニコラ・アルマンがポール・トゥー・ウインを決め、ニック・タンディの連勝を止めました。イギリス人のタンディはシリーズの最初の2戦で優勝、ユーロスピードウェイの2位で、現在もドライバー部門首位の座を保持しています。
マットミュート カレラカップ フランス:シルヴァン・ノエルがル・マンのタイヤポーカーで勝利

ポルシェ フランスはル・マン24時間レースのサポートレースとして、カレラカップ フランス第7戦にヨーロッパ全土のドライバーに参加を呼びかけました。フランス出身のシルヴァン・ノエルが濡れた路面をスリックで駆け抜け、ゴール直前にレインタイヤを装着したイギリス人のティム・ハーヴィを抜き観客の視線を奪いました。ノエルに続き、同じくフランス人のケビン・エストレもハーヴィをパスして2位に入賞、フランス人以外の最高位はイギリス人のハーヴィの3位となりました。

カレラカップ イギリス:ハーヴィが絶好調を維持

ベテランのティム・ハーヴィをホームグラウンドで破るのは不可能のようです。6月6日にチェスター近郊のアウルトンパークで開催された第7戦では、レッド・ライン・レーシングから911 GT3カップで参戦した2008年のチャンピオンであるハーヴィ(48)が勝利しました。彼の最大のライバルであるマイケル・ケインは第1コーナーの事故でリタイヤしました。第8戦でもケインはハーヴィを抜くことができず、ハーヴィはシーズン7勝目を挙げました。

カレラカップ スカンジナビア:ロビン・ルドホルムがヨーテボリの激戦の末リード

6月5日にヨーテボリの港湾地区に設置された市街地サーキットで開催された第9戦では、レース全体を通して一騎打ちを展開した結果、フレデリック・ラーソンがロビン・ルドホルムからトップの座を奪還しました。ルドホルムは、わずか0.3秒遅れでチェッカーフラッグを受けました。同日の第10戦では、ラーソンがスタート前にドライブシャフトの破損のためリタイヤしたため、ルドホルムがトップに返り咲きました。

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