マカオグランプリでF3、WTCCとともに行われたマカオGTカップは20日、決勝レースが行われ、2009年、10年とF3を制したエドアルド・モルタラがドライブしたアウディR8 LMSが優勝。モルタラはマカオで3連勝を飾った。

 近年のGTアジアの盛り上がりもあり、多くのエントラントと車種バラエティを集めたマカオGTカップ。2年連続のマカオGPウイナーで、現在DTMで活躍しているモルタラは、その経験と速さを活かし予選からポールポジションを獲得する。

 今回、3人のドライバーが挑戦した日本人のうち、最上位につけたのはSPS香港・ウィズ・ライターエンジニアリングのランボルギーニ・ガイヤルドLP560をドライブした澤圭太。2年連続でマカオGTカップを制している澤は予選2番手につけ、モルタラを脅かす存在に。また、日本のヒトツヤマ・レーシングからアウディR8 LMSをドライブした都筑晶裕は6番手に。アストンマーチンDBR S9をドライブした藤井誠暢は7番手につけた。

 レースではモルタラがリードを広げるも、3周目のマンダリンでフランク・ユウが駆るフォードGT GT3がスピン、クラッシュを喫したのをきっかけとして、後続で複数台が絡むクラッシュが発生。後続のエディ・ヤウのポルシェ911 GT3Rがバリアにヒットし、さらにランボルギーニがヤウのマシンに突っ込む事態に。レースは赤旗中断となった。

 セーフティカーランで7周目に再開されたレースでは、モルタラがリードを広げる一方、2番手の澤は今回マクラーレンMP4-12C GT3を持ち込んだダニー・ワッツの攻防にさらされることに。結局モルタラが澤に6.4秒の差をつけ優勝。澤が2位、ワッツが3位という結果となった。

「レースウイークエンドの最初からマシンはずっと調子が良かったね。マシンの調子が良ければ、ドライバーはずっとプッシュできる」とモルタラ。一方、連覇が絶たれた澤は「今年はプラクティスを終えた時点から、『優勝は厳しいかも』と思っていました。でも今年でマカオは6年目ですが、また表彰台に乗れて嬉しいです。来年こそ優勝を取り戻したい」と語った。

 都筑晶裕のアウディは3周目にストップ。藤井誠暢のアストンマーチンは5位でチェッカーを受けた。

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