マクラーレン・メルセデスは、BMWザウバーの後継チームが来季もF1活動を継続する可能性を邪魔したくないとして、ザウバーチームであれば参戦枠を14チームに拡大することに同意したいと語った。
BMWが今季末でF1を撤退することを決め、そのF1チームは謎の投資コンソーシアム、カドバックへの売却が決定した。しかし、参戦枠は13チームとなっており、同チームは2010年F1において14番目のチームとしての位置づけがなされているため、どこか他のチームが参戦を取りやめない限り、来季F1に出場することはできない。FIAは参戦可能なチーム数を14に広げ、ザウバーチームの継続を確実にしたい考えだったが、ウイリアムズがこれに反対したため、実現できなかった。
マクラーレンのチームプリンシパル、マーティン・ウィットマーシュは、ウイリアムズと異なり、ザウバーの参戦をサポートする立場をとると述べた。
「我々はヒンウィルのすべての人々に対して心から同情を感じている」とウィットマーシュはアブダビにおいて語った。
「彼らには設備も優秀なスタッフも揃っている。彼らはこの数年非常に努力してきた。マクラーレンは彼らがこのスポーツにとどまる可能性を邪魔するようなことは一切したくないと思っている。彼らのようなうまくいっているチームを失うことは、このスポーツにとってダメージになる」
「我々は、もし彼らが14番目のチームであるなら、14チーム(のエントリー)に合意する。うまくそうなるようにサポートしたいと思っている。もし彼らか他のどこかのチームが参戦できないのであれば、エントリー数は減らしたい。14というのは適切なチーム数ではないからね。ただし、ザウバーの場合は例外と考えたい」
