マクラーレンは31日、2013年シーズンを戦うニューマシン『MP4-28』を正式発表した。

 現地時間11時(日本時間20時)からイギリス・ウォーキングにあるマクラーレン・グループの本拠地MTC(マクラーレン・テクノロジー・センター)で開かれた新車発表会は、インターネットを通じてチームのウェブサイトやYouTubeなどでライブ配信された。

 発表会では、今シーズンから新たにコンビを組むジェンソン・バトンとセルジオ・ペレスのふたりがベールに覆われたマシンを披露すると、昨年型と同じくコンベンショナルなノーズデザインのマシンが姿を見せた。
 2012年のマクラーレンは、トップチームで唯一段差のないマシンを走らせ、時にレッドブルやフェラーリをも凌ぐ速さでシーズン7勝を記録。ただ、今年のマシンは昨年型と比べるとノーズとその先端がやや高く持ち上げられている印象を受ける。

 また、MP4-28のフロントには、昨年フェラーリがおよそ10年ぶりに復活させて話題となった“プルロッド”サスペンションが採用された。マクラーレンによれば、このMP4-28ではノーズやフロントサスペンション、サイドポッドまわり、そしてリヤのボディワークといったエリアが重点的に見直されたと記されている。

 マクラーレンは今シーズンもメルセデスエンジンを搭載。チーム4年目のバトンとザウバーから移籍のペレスがMP4-28をドライブし、2008年以来のドライバーズタイトルと1998年以来となるコンストラクターズタイトル獲得を目指す。

・バトン「僕らが今まで作った中でベストのマシン」
・「アイルトンみたいに頑張ってる」とペレス
・「MP4-28は昨年型よりさらに速い」と代表
・MP4-28のデザインに野心的なアプローチ
・マクラーレンTDのロウ、今季残留もそれ以降は不明
・【新車ギャラリー】マクラーレンMP4-28
・【動画】マクラーレン発表会、歴代マシンも登場

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