マクラーレンは、セルジオ・ペレスの代わりに育成ドライバーのケビン・マグヌッセンを起用することを真剣に検討していると報じられている。
今季マクラーレンに抜擢された後、期待されたほどのパフォーマンスを見せられずにいたペレスだが、ここ数戦は何度か強力な結果を残しており、チームはペレスと来年1年の契約を結ぶという決断を下す可能性が高いと、情報筋は述べている。
しかし一方で、チーム内でマグヌッセンにチャンスを与えるべきであるとの意見が強くなってきているのも事実であるようだ。
元F1ドライバーでもあるヤン・マグヌッセンの息子、21歳のケビンは、フォーミュラ・ルノー3.5への参戦2年目である今年、5勝を飾ってチャンピオンに輝いた。
マクラーレンは育成ドライバーのマグヌッセンを高く評価し、自身のチームで走らせる前に他のチームで経験を積ませたいと考えており、来季F1にデビューさせようとマルシャなどのチームに打診しているが、まだ合意には至っていない。
しかし今、マクラーレンは彼を来年ジェンソン・バトンのチームメイトとしてF1デビューさせることを真剣に検討しているようだ。
マグヌッセンは今週予定していたGP2テストへの参加を取りやめたが、これはマクラーレンの指示によるものではないとみられるものの、理由が明らかにされないまま直前になって走行をキャンセルしたことが憶測を呼ぶ一因となっている。