マクラーレンのチームプリンシパル、マーティン・ウィットマーシュは、ホンダとの契約のうわさを否定し、少なくとも2015年まではメルセデスエンジンを使用すると主張した。一方でウィットマーシュは、ホンダのF1復帰を期待しているとも述べている。
2014年にF1エンジンレギュレーションが大幅に変更され、1.6リッターV6ターボエンジンが採用される。ホンダがこの新規定の下、エンジンサプライヤーとしてF1に復帰するのではないかとのうわさがささやかれ、供給先は1988年から1992年まで提携したマクラーレンであるとの推測もなされている。
BBCは4日、ホンダは2015年にF1に復帰し、マクラーレンと組む見込みであると報じた。マクラーレンと現在のパートナー、メルセデスとは、2014年、2015年にはオプション契約を結んでいるものの、マクラーレンは2014年末までしかメルセデスエンジンを走らせないだろうと、BBCは予想している。
一方、6日、Sky Sports F1は、ウィットマーシュはホンダとのうわさを否定し、少なくとも2015年まではメルセデスエンジンを使用すると発言したと報じた。
「私に言えるのは、長期にわたるパートナー、メルセデス・ベンツとは、2013年、2014年、2015年の契約を結んでいるということだ」とウィットマーシュはSky Sports F1のレポーター、ナタリー・ピンカムに対してコメントした。
「我々には契約がある。彼らは我々のパートナーであり、我々は彼らと共にレースで勝ち、世界選手権を制するつもりだ」
ウィットマーシュは、F1のために新たなエンジンサプライヤーの参入を希望しているが、マクラーレンは今、メルセデスとのパートナーシップに満足していると主張した。
「さまざまなうわさがある。ポルシェ、ヒュンダイ、ホンダといった名前が挙げられたと聞いた」とウィットマーシュ。
「F1のため、こういったメーカーが参戦してくれることを願っている。このスポーツには彼らが必要だ。今はルノー、メルセデス、フェラーリが参戦しているが、もっと多くのエンジンサプライヤーが必要だ」
「メルセデス・ベンツとは長期にわたって提携し、成功を収めてきた。今はそのことに集中している」とウィットマーシュは言う。
「より長期的に見れば、何が起こるかは分からない。(だが)我々はメルセデス・ベンツと組んでいることに満足している。彼らはこの数年素晴らしい仕事を成し遂げてきた。我々は共にたくさんの勝利を獲得してきたし、これからの数年も多くの勝利を目指していく」