マクラーレンのマネージングディレクター、ジョナサン・ニールが、今季マクラーレンの開発ペースはライバルチームよりも劣っていたと述べた。
ブラジルGPでレッドブルがコンストラクターズタイトルを獲得、ドライバー選手権においても、ジェンソン・バトンはタイトル防衛の可能性を失い、ルイス・ハミルトンは数字上はチャンスが残っているものの、きわめて厳しい状況になっている。
各チームがシーズン中に開発競争を行う中、フェラーリはシーズン後半に挽回を果たし、イタリアGP以降3勝を挙げている。一方でマクラーレンはベルギーGPを最後にシーズン終盤は1勝もしていない。フェラーリはコンストラクターズ選手権においてマクラーレンと32ポイント差と圧倒的に不利ではあるが、まだランキング2位獲得の可能性は残している。
ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスの電話インタビュー企画において、ニールは、マクラーレンが行ったアップグレードは十分ではなかったと語ったと、autosport.comが報じている。
「今回は、仕事をうまく成し遂げるため(アップグレードを)十分にやることができなかった」とニール。
「ライバルに勝てるだけの速さがなかった。レッドブル、フェラーリ、メルセデスですらも、シーズン前半に非常に強力なアップグレードを持ち込んでいた」
しかしニールは今シーズンが失敗だったとは考えていない。
「我々の仕事が失敗だったとは考えていない。1年間通して非常に難しい作業を行ってきた」
「シーズンを振り返る時がいずれ来るが、今年は悲惨なシーズンだったわけではない。成果を出せたシーズンだった」