マクラーレンのチームプリンシパル、マーティン・ウィットマーシュは、昨年のプレシーズンテストは順調にはいかなかったが、今年慎重なアプローチをとることはせず、それでいて昨年よりもスムーズなスタートが切れるはずだと自信を示した。
「今年は冒険を恐れず、いいパフォーマンスを見つけることができた」とウィットマーシュは2012年型マシンMP4-27の発表会において語った。
「自分たちに難しい目標を課した。それを達成できればタイトル争いができるという目標だ。まだその目標を達成できてはいないが、少し作業を重ねればそこに到達できる」
「マクラーレンの基準はいうまでもなく、誰の基準として考えても、昨年のテスト期間はひどいものだった。(今年は)そういう問題に取り組まずに済めばありがたい。このマシンには多くの労力を注いできた。昨年冬の繰り返しにはならないと思っている」
ウィットマーシュは、他のほとんどのチーム同様、開幕戦で走らせるマシンは今日発表したマシンをさらに開発したものであると語った。
「どのチームもこれから開発を進めていくから、発表された時のマシンがそのままオーストラリアのQ1で走るわけではない。マシンを大きく進化させるチームもあるだろう」
「我々は難しい目標を設定した。それはテスト、あるいは開幕戦だけに向けたものではない。タイトルを獲るには毎戦マシンを改良していかなければならないのだ。だがシーズンスタートの時点でいいマシンを用意できていれば、うまくやれるはずだ」