マクラーレンのチームプリンシパル、マーティン・ウィットマーシュは、自分たちの今季の不振を見れば、レッドブル優勢の時代がいつまでも続くという保証がないことが分かると述べた。
レッドブルとセバスチャン・ベッテルは、4年連続でタイトルを獲得、ベッテルは年間最多9連勝を成し遂げた。
マクラーレンは、2012年末に速さを見せていたにもかかわらず、今季マシンは強さを発揮せず、コンストラクターズランキング5位に終わった。ウィットマーシュは、レギュレーションが大きく変わる来年、レッドブルが同じ運命をたどらないとは言い切れないと述べた。
来年もレッドブルは勝利を積み重ねていくと思うかという問いに対し、ウィットマーシュは次のように答えた。
「彼らは素晴らしい仕事をしているから、そうなる可能性があるという予測は立てられる」
「でも同時に、残念なことだが私は今年のマクラーレンを例に挙げることができる」
「我々は去年の終盤数戦、ライバルを全滅させたとまではいかなくても、優勢を示していた。だが今年我々がそういう状態ではなかったことは間違いない」
「とはいっても、彼らの方が我々より賢いかもしれないが」
ウィットマーシュは、来年はエンジンの重要性が増すことがレッドブルにとって不利に働くかもしれないと考えている。
「ここ最近はエンジンはパフォーマンスあるいは信頼性を差別化する要因ではなかったと思う」
「だがパワートレイン、燃料効率、排熱、全体的なパワー、ERSの効率性、パッケージング、それにまつわるすべての物事を考えれば、今後はそうなるかもしれないという想像ができる」
「つまり、彼らの手が完全に届くわけではない物事が違いを生む要因になるかもしれない」