バーレーンでのシーズン前最後のF1合同テスト2日目、マクラーレンのジェンソン・バトンがMP4-29の走行を行った。
28日、ランチタイム前にレースシミュレーションに取り掛かろうとした時、バトンのマシンにギヤボックストラブルが発生、その修復のために走行時間が大きく失われた。
しかしバトンはセッション終了75分前にコースに復帰、ロングランを行っている。
この日合計52周を走った中で、バトンは全体の5番手タイムとなる1分36秒901をマークした。
マクラーレンはまだラウンチ仕様のマシンを走らせており、いくつかのチームと比べると純粋な速さの面で劣っていると、バトンは語っている。
「やるべきことがまだたくさん残っている」とバトン。
「ベースのマシンは優れていると思うが、まだアップグレードを待っているところだ」
「開幕戦仕様のパッケージを導入すれば、ライバルたちに少し近づけるだろう。今の段階ではたくさんのチームに後れをとっており、予想していた以上に遅れていると思うが、心配はしていない」
「このマシンにポテンシャルがあるのは間違いない。とてもいい感触を持っている」
「パワーユニットやERSの使い方についての理解はかなり深められた。でも今のところ純粋な速さについては、もっと向上させる必要がある」
「今はまだ十分な速さがない。でもラウンチバージョンを走らせている段階ではそれが当然のことだ」
バトンは、最終テスト期間中には開幕戦用の完全なアップグレードパッケージを導入しないかもしれないと示唆した。
「今回のテストにいくつかパーツを導入するが、全部かどうかは分からない」
「開幕戦で導入するパーツがたくさんある。それによってメルボルンで上位争いできるところまで向上できるといいね」