フェリペ・マッサは、もしFIA会長マックス・モズレーが4,000万ポンドのバジェットキャップを来年導入するなら、F1はもはや“モータースポーツの最高峰ではなくなるだろう”と述べた。
「この争いの中で今起きていることはまるで悪夢だ」とマッサは語った。
「ドライバーの僕らは、最高のカテゴリーでレースがしたい。つまり、最高のテクノロジー、最高のチーム、最高のドライバーを持つ、モータースポーツのトップカテゴリーでね」
「モズレー氏が望むことをすれば、モータースポーツのトップにいるとはいえなくなるだろう。レベルが違ってしまう。だから僕ら(ドライバー)がチーム側についているんだ。僕らはFOTAを支持している。彼らが合意に達することができるよう願っている。彼らが解決法を見つけられることを願うよ。僕らはF1で続けて行きたいんだから。でももしF1がもはやF1でなくなり、F1が存在しなくなるなら、僕らは他の選手権に行くだろう」
レッドブル・レーシングのマーク・ウエーバーも、マッサの意見に同意している。
「今、F1を取り巻く環境はめまぐるしく変化している」とウエーバーは認めている。
「僕らとしては、FOTAを完全に支持するという立場をとっている。FOTAのドライバーは全員今後もFOTAと行動を共にする。僕らは世界で最も優れたドライバーを相手にレースをしたい。世界で最高のチームでドライブしたい。それこそ僕らが進みたい方向だ」
「来年素晴らしい選手権にするためにFIAと共に彼らがどういう作業をする必要があるにしても、僕らは妥協を望んでいない。僕らはFOTAチームを心から信頼している。彼らは必ずやうまくまとめてくれるだろう。彼らは団結して強さを発揮しており、僕らはそれに満足している。それこそが正しい形でF1を統治し、前に進むために必要なことなんだ」
