フェリペ・マッサは、フェラーリとの契約を延長するためには、コース上で結果を出す必要があると語った。
マッサは今季序盤は好調さを見せ、オーストラリアとマレーシアではフェルナンド・アロンソより前のグリッドを獲得、スペインでは表彰台に上った。
しかしその後、マッサはアクシデントやミスにより、予選でも決勝でもいい結果を残せずにいる。
第10戦終了時点で、アロンソは133ポイントを獲得しランキング3位につけているが、マッサの獲得ポイントは61点にとどまり、ランキング7位に位置している。
そのため再びマッサの来季契約の可能性について疑問が生じつつあり、フェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼモロは、イタリアのメディアに対し、マッサにはシーズン後半にはもっと安定してポイントを獲得してほしいと述べている。
マッサ自身も、パフォーマンスを向上させる必要があると認めている。
「ここに残るか他のチームに移籍するかを決定付けるのはリザルトだ」とマッサ。
「残留する可能性はある。でも一番重要になるのはリザルトだ」
「予選においてもレースペースにおいても、自分のペースに関しては満足している」
「ただ、普通の形で完走を果たし、一貫性を見せる必要がある。それができれば結果はついてくる」
昨年マッサはスランプに陥り、フェラーリでの将来を疑問視されたものの、後半戦で調子を取り戻し、フェラーリと1年契約を結んだ。
今年も同様の形で再び契約延長に持っていけるかどうかについては、マッサは「実際に契約を結ぶまでは分からない」と述べるにとどまっている。