フェラーリのフェリペ・マッサが、最終戦で2010年のF1タイトル獲得を逃したチームメイト、フェルナンド・アロンソの気持ちが分かると述べた。
マッサは2008年、タイトルを最終戦ブラジルまでルイス・ハミルトンと争った。5位フィニッシュでチャンピオンという有利なハミルトンに対し、マッサはポールポジションから優勝を飾り、最大限の結果を出して逆転タイトルを狙った。マッサがフィニッシュした時点でハミルトンは6位を走行、マッサがチャンピオンになるかと思われたが、ハミルトンがチェッカーまで数コーナーのところで5位に上がり、マッサは1ポイント差でタイトルを逃した。その時、2位に入ったアロンソが表彰台でマッサを慰めている。
2010年、アロンソは最終戦アブダビGPにポイントリーダーとして有利な立場で臨みながら、戦略ミスにより7位に沈み、タイトルはセバスチャン・ベッテルのものとなった。
「2回ともチームはとても辛い気持ちを味わうことになった」とマッサは、2008年と2010年のチャンピオンシップについて、フェラーリ公式サイトにおいて語った。
「2年前のブラジルでは、グランプリ前にはそれほど大きなチャンスはなかったけれど、決勝の間に可能性が高まり、自分は勝ったと思った。それが最後のふたつのコーナーで変わってしまった」
「2週間前には、フェルナンドはランキングトップでグランプリに臨みながら、ああいう結果になった。ふたつのケースを比べることはできないけれど、チームメイトの気持ちは理解できるよ」