ヘレスF1合同テスト3日目、今年新たにウイリアムズに加入したフェリペ・マッサがFW36・メルセデスの初走行を行った。
30日、マッサは午前中に24周、一日の中で47周を走り切り、1分23秒700のタイムでこの日の2番手となった。
チームのチーフテスト&サポート・エンジニアのロッド・ネルソンは、マッサは事前にシミュレーターでの作業を大量に行っていたため、実際の走行と比較した優れたフィードバックを彼から得ることができて有意義だったと述べている。
マッサは、新しいチーム、マシン、エンジンといったものを経験できて、素晴らしい一日だったと語った。
「今日、僕は新しい経験をすることができた。新車での初日はいつだってエキサイティングなものだが、それに加えてチームも変わり、場所も顔ぶれも変わったため、余計にわくわくしたよ」
「残念ながら今日は思ったほど多くの周回を走行することはできなかったが、マシンの規則が大きく変わったことを考えると、テストの序盤でこういう状況になるのは仕方がないと思う」
「クルマはあらゆる面で今まで僕らが慣れ親しんでいたものと大きく異なっている。エンジン、シャシー、タイヤ、ターボといったものを考慮してどのように走るべきかを理解する必要があるのは確かだが、楽しいよ!」
「開幕戦の前にもシーズン中にも、たくさんの部分を改善していくことになるだろう。パフォーマンスはもちろん重要だが、開幕戦で重視すべきなのは信頼性だと思う」
「僕らが抱えている小さな問題を解決するためにたくさんの仕事を行わなければならないことは分かっている。でも僕らは協力し合っていいシーズンを送ることができると思う」
「僕にとってはエンジンマニュファクチャラーが変わるのは初めてだけど、メルセデスと働くのは素晴らしい経験だ。新しいパワーユニットにも、チームの仕事ぶりにもすごく満足している。面白いシーズンになりそうだよ。全体的に見て、テスト初日にとても満足だ」
ヘレステスト最終日となる31日も引き続きマッサがウイリアムズのステアリングを握る。