フェラーリのフェリペ・マッサは、チームメイトのフェルナンド・アロンソを相手に苦戦しているが、モチベーションは依然高く、再び優勝できる日が来ると信じていると述べた。

 今季ここまでの12戦のなかで予選で2回しかアロンソに勝っていないことをEl Paisのインタビューにおいて指摘されたマッサは、次のように答えたとF1SAが報じている。
「簡単な話だ。この分野に関してはフェルナンドの方が僕よりずっと得意だということだ」
「状況をよくするために努力している。それに僕は特に遅いというわけじゃない」

 2008年には最後までタイトルを争ったマッサだが、その年のブラジルGP以来、優勝していない。
「僕は全く変わっていない。あれ以来いい結果を出せずにいるのは事実だけど、前と同じ志とやる気を持っている」

 2009年ハンガリーGPで大きな事故に遭ったことや、父親になったことは、調子が上がらないことと関係あるかとの問いに対し、マッサは全く関係ないと答えた。
「(事故のことは)何も覚えていないんだ。それから、クルマに乗ったら、息子のことも、妻のことも、両親のことも忘れてしまう。ミハエル(・シューマッハー)は子供ができた後に何度もタイトルを獲っている」
「ただ、この2年は僕の人生の中で最も難しい時期だった」

 今シーズン残り7戦の時点でポイントリーダーのセバスチャン・ベッテルとの差が185ポイントにまで広がっており、すでにマッサにタイトルの可能性はなくなっている。しかし彼は「今に集中することが重要だ。もっとよくなりたいと思っている」と述べた。
「(来年に向けて)レギュレーションはあまり変わらないから、今シーズンを終える段階でコンペティティブなマシンにしておくことが重要だ」
「来年、エキゾーストの位置は変わるけれど、空力の(他の)部分は変わらない。そのため来年は今のマシンの進化型になるんだ。だから集中し続けることに意味がある」

 マッサは自分は今も優勝するポテンシャルを持っていると述べた。
「もちろんそうだ。自分が勝てると思えなければ、家に帰るよ」

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