フェラーリのチームプリンシパル、ステファノ・ドメニカリは、自分としてはフェリペ・マッサをぜひ2014年も引き続き走らせたいと語った。
フェラーリとマッサとの現在の契約は今季末までとなっているため、彼が来年も残留するのか、他のドライバーと交代するのかに注目が集まっている。
推測では、他の候補としてキミ・ライコネン、ニコ・ヒュルケンベルグ、ポール・ディ・レスタらの名前が挙がっている。
F1公式サイトのインタビューにおいて、2014年のドライバーラインナップについて聞かれたドメニカリは、「決断は急いでいない」と答えた。
「機会はたっぷりある」
ドメニカリは、自分としてはマッサを残したいと述べた。しかし、それにはマッサがいい成績を残す必要があるとも彼は認めている。
「私が選びたい選択肢は、もちろんフェリペを残留させることだ」とドメニカリは述べている。
「フェリペはとてもいい人間だ。チームに心から尽くしてくれる。他に目を向けてみても、彼の代わりに入ってきてすぐに結果を出せるようなドライバーはそれほど多くない」
「だがもちろん、フェリペにはいい結果を出してもらわなければならない。そのため、決断を急がないのだ。チームにとって正しい決断を下さなければならないからね」
「決定が出たらすぐに正式に発表し、きっぱりとうわさを静めるよ」
ライコネン復帰のうわさについて聞かれたドメニカリは、明言を避けた。
「キミは非常に速いドライバーだ。私がどれだけ彼を高く評価しているか、知らない者はいない。だが今私が何か発言すれば、直接的な答えと受け取られてしまうだろう」
「繰り返しになるが、我々は急ぐつもりはない。正しいタイミングで正しい決断をするつもりだ」