バーレーンでのシーズン前最後のF1合同テスト4日目最終日、マルシャのマックス・チルトンがMR03で走行を行った。
最後のバーレーンテスト初日はチルトンが44周を走行、1分38秒610で8番手となった。チームはこの日予定していた作業を完了し、目標を達成したと喜んだ。
2日目はジュール・ビアンキが75周を走行、1分38秒092で6番手となった。ビアンキはショートランからロングランにシフト、比較的順調な一日を過ごした。
3日目もビアンキが担当。午前中はロングランに取り組み、55周を走行したが、ランチタイムの10分ほど前にターン2でトラブルのためマシンを止めている。
ビアンキは午後にコースに復帰、一日の中で合計78周を走り、1分37秒087のタイムで8番手となり、シーズン前最後の走行を終えた。
「いい形で一日を終えることができて、とても喜んでいる。次にこのマシンに乗るのはメルボルンでの開幕戦の金曜日だ」とビアンキ。
「僕らはマシンへの理解という意味でしっかりした基礎を築いており、とてもいい感触を持っている」
「もちろん今日はもっとしっかり走りたかったけれど、自分たちが達成した結果には満足しているし、ここまで成し遂げた仕事は非常に大きな意味を持つ」
「一日の最後に燃料を少なくして、ソフトタイヤとスーパーソフトで走るという、このマシンでは初めての経験をした。予選仕様に近い形で走ったんだ。まだ走行して日が浅く、今後さらに改善していくことは分かっているけれど、マシンのパフォーマンスに期待を感じたよ」
「テスト最終日の状況を見てみる必要があるけれど、僕らは準備が整っており、自分たちのパッケージへの自信が深まってきていると感じる」
最終日には午前中に電気系トラブルが発生したものの、チルトンは合計61周を走行、1分36秒835で12人中7番手となった。
「今日はいくつかトラブルがあったことを考えれば、61周を走り切れたのはいい結果と言える」とチルトン。
「ポジティブな状態で一日を終えることができたし、シーズンオフテストをいい形で締めくくれた」
「全体的に見て、シーズン開幕戦に向けて大きな期待が持てる状態だと思う。新しいレギュレーションが導入されたことで、どのチームも苦労しているし、僕らもいくつか問題に見舞われた。でもそれと同時に大きな進歩を成し遂げることができた」
「実際に予選と決勝を迎えるまでは自分たちの位置は分からないので、予想をするつもりはないが、僕らはチャンスを最大限に生かせる、いい状態でシーズンに臨めると考えており、とても楽観的に感じる」