F1第2戦マレーシアGPの予選でトップ10入りを果たしたドライバーたちが、予選の戦いを語った。

ルイス・ハミルトン 予選=1位
「今日の結果にはとても満足している。すごく接戦だったから、ポールポジションを確保できてほっとしている。セッション終盤はすごく緊迫していた。あのラップは理想とは程遠いものだった。あと少しタイムを縮めることができたはずなんだ。でもありがたいことにその必要はなかった。今日のコンディションは本当に難しかった。失敗しやすい状況だった。終盤は後ろに誰かいるのか確認するのが不可能なほどだった。チームは今日も素晴らしい仕事をしてくれた。最高のマシンを手にしているから、このパフォーマンスを明日につなげたい」

セバスチャン・ベッテル 予選=2位
「Q1でトラブルが起きたことを知った時には心拍数が急上昇したよ! ピットに戻ってマシンをリスタートしたら、問題が解決したみたいで、その後は大丈夫だった。ウエットコンディションでコースに出てマシンの感触を確かめることができてよかった。Q3は完璧ではなかった。2回目の走行をしたかったんだ。最初のアタックではあちこちでもっとタイムを縮める余地があったと思うからね。すごく接戦だった。接戦すぎるぐらいだよ。タイム差を見ると、もっと速いタイムが出せたように思えるけど、ルイス(・ハミルトン)にもう1回チャンスがあったら、彼ももっといいタイムを出しただろう。終わってみると“たられば”を考えてしまうけれど、それでも最終的にフロントロウをつかめたのはよかった。明日はグリッドのいい側からスタートできる。もちろん自分自身のスタートの出来によるけれど、とりあえずこの結果には満足だ」

ニコ・ロズベルグ 予選=3位
「Q3終盤に装着したエキストリームウエットタイヤではあまり快適に走れなかった。特にブレーキの感触がよくなかった。それでもタイムを更新し、フェルナンド(・アロンソ)を破って3位をつかんだ。嬉しい結果だったよ。オーストラリア以来、セッションの戦い方を改善できた。それによってチェッカーを最後に受けることができたんだけど、あいにく路面コンディションはあまり改善しなかった。明日の決勝も今日のような天候になると予想されているから、間違いなく難しいレースになり、いろいろな出来事が起こるだろう。でもそれによって僕がいくつかポジションを上げるチャンスが出てくる。レースが楽しみだ。メルボルンのように最大限の結果を出したい」

フェルナンド・アロンソ 予選=4位
「今日の予選には大満足だ。キャリアの中で4位がこれほど嬉しかったことはないと思う。混乱した予選だったし、特に終盤にはマシンにダメージを抱えていた。右コーナーでは指1本でステアリングを切れるのに、左コーナーになると両手を使ってもそれができない。片側がとても重く、もう一方がとても軽くなってしまい、その上、ウエットコンディションだったため、マシンを走らせるのが楽ではなかった。今シーズンはマシンに変更を施すのに長い時間がかかる。でもチームの皆はわずか数分でサスペンションを交換してくれた。見事な記録だ。それに彼らは正しいタイミングで僕をコースに戻してくれた。それによって僕はQ3に進むことができたんだ。クビアトとのアクシデントは、彼にとっても僕にとっても不運なものであり、避けるのは不可能だった。トロロッソが見えた時にはすでに(接触を避けるには)遅すぎたんだ。ターンインしたら何かと当たったのを感じた。接触して初めて彼が見えた。雨の時は大体そうだが、視界がかなり悪くなり、運が大きくかかわってくる。Q3でもチームは最高の仕事をしてくれた。いつ新品のエクストリームを装着するのか、タイミングを計るのが重要だった。僕らは序盤、路面コンディションが比較的よかった時を選び、すぐに速いタイムを出すことができた。4位と6位からスタートするから、表彰台は可能だと思う。好調なメルセデスを除けば、その後ろのグループの中ではパフォーマンス差は小さい。今週末はシングルラップのパフォーマンスよりレースペースの向上に重点を置くという選択をした。ポジティブな感触を持っている。それでも難しいレースになるだろうことは分かっている。天候が不確かだから、どういうレースになるのか予想するのは難しい」

ダニエル・リカルド 予選=5位
「ここでは雨が降る時には土砂降りになる。今日一番の難問は天候だった。コース上でスペースを見つけるのが難しいし、視界もすごく悪い。何百メートルも先から水しぶきが飛んでくる。だからクリーンな場所を見つけて走るようにしなければならないんだ。Q3では少し遅かったから理由をきちんと理解する必要があるけれど、それでもこのコンディションを考えれば、トップ5というのはそれほど悪くない結果だと思う。僕らにとってはウエットの方が間違いなくチャンスが大きいと思う。メルセデスは午前中のドライコンディションですごく速かったから、明日も今日のようなコンディションになるといいな。セバスチャン(・ベッテル)と僕のタイム差は大きい。彼は素晴らしい速さを見せてポールまであと一歩のところまで行った。僕は自分がどこを改善できるのかを確認する必要がある。(バルテッリ・ボッタスの進路妨害については)ボッタスはあの時、アウトラップだった。彼と話をしてみなければ。正直言って、去年も何度もこういうことがあった。僕らはジュニアカテゴリーのころに何度もバトルをしている。お互いを尊重し合っていたとは思うけど、彼は今まで何回もこういうことを繰り返している。ちょっと受け入れがたいよ」

キミ・ライコネン 予選=6位
「雨が降り、とても難しい予選になった。ウエットコンディションになれば楽ではないだろうことは分かっていたが、これほどたくさんの問題が出てくるとは考えていなかった。トラクションがよくなかったし、なぜかエクストリームウエットでは最初の1周を走った後、グリップが低下した。今後のグランプリのために原因を調べる必要がある。もちろん6位には満足していないが、状況を考えれば驚いてもいないし、今は明日うまくやることだけを考えたい。気温が高いせいで厳しいレースになるだろう。でもそれなりに自信がある。メルボルンの時よりはよくなっているからね。問題が何もなければもっといい結果を目指せるだろう。マシンの感触はよくなってきているし、まだ道のりは遠いけれど正しい方向に進んでいるのは確かだ」

ニコ・ヒュルケンベルグ 予選=7位
「今日の天候は本当に難しかった。土砂降りで、水たまりができ、水しぶきが上がっていた。視界の悪さにも苦労した。ブレーキングポイントが見えないんだ。今年のエンジンはトルクが大きいから、低速コーナーからの立ち上がりではスロットルの操作をスムーズにする必要があるんだ。それでもこのチャレンジを楽しめたよ。7位になり、2戦連続でトップ10に入れた。満足すべき結果だ。週末を通してウエットでもドライでも僕らにはトップ10に入れる速さがあることを証明してきた。明日は大量のポイントが取れると期待している」

ケビン・マグヌッセン 予選=8位
「雨のコンディションでマシンはそれほど悪くはなかった。でも僕らはタイミングを間違ったのだと思う。僕はまだインターミディエイトタイヤとフルウエットについて学習過程にある。だから予選で正しい判断をするのが簡単ではなかった。でも常に何か発見しているし、今日は自分にとっていい経験になったと思う。8位は悪くない結果だけれど、よくもない。もちろん満足してはいない。僕らが目指しているポジションではないからね。Q2終盤でコースオフしてしまったのが残念だ。グラベルにはみ出したことでフロアにダメージを受けた。それによってどのぐらいパフォーマンスが低下したのか分からないけれど、マシンが無傷だったらQ3ではもう少しいいタイムが出せたと思う。マシンのフィーリングはいいし、もっとよくなるポテンシャルがあるのは間違いない。明日はもっといい仕事ができるだろう。僕らには優勝のために戦えるほどの速さはまだないと思うけれど、少なくとも上位グループには入れるだろう。何が起こるか楽しみだよ」

ジャン-エリック・ベルニュ 予選=9位
「9位になり、2戦連続でトップ10に入れて嬉しい。難しい予選だった。クルマを走らせるのが楽ではなかった。速いタイムは全く出せなかったが、Q2でとてもいいラップを走ることができ、Q3に進めた。データを調べて、ウエットでなぜこれほど遅かったのかを理解する必要がある。明日、チームも僕もいい仕事をすることができると自信を持っている。メルボルンに続いて今回も入賞できればいいね。間違いなくこのマシンにはその力がある」

ジェンソン・バトン 予選=10位
「Q3をインターミディエイトで行こうと決めたのは僕だ。この手の判断は大体自分自身で下す。うまくいくことが多いのだが、今日は判断を誤った。フルウエットタイヤで最速タイムを出す力があるときには、インターを選ぶなどというギャンブルをする必要はない。でもトップ10の下の方で戦っている場合には、リスクを冒して結果を見てみる価値はある。最終予選セッションがスタートするころには、インター向きのコンディションになっていきそうに思えた。そしたらまた雨が降った。おかしなことに、自分が間違った判断をしたことにそれほどがっかりしていないんだ。もうひとつのタイヤを選んでいてもポジションはあとふたつほどしか上がらなかっただろう。僕らはそんなポジションを目指していたわけじゃない。だからギャンブルするだけの価値はあった。明日がまたウエットになれば、誰にとっても難しいコンディションになる。どのマシンも去年よりダウンフォースが減っているから、このコンディションではタイヤにグリップが全くないんだ。明日何が起こるのか、誰にも分からない。でもひとつだけ皆が知っているのは、雨が降れば難しいレースになるということだ」

本日のレースクイーン

伊達望だて のぞみ
2026年 / オートサロン
AUTOWAY
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年3月号 No.1617

    [特集│技術系SGT関係者 覆面座談会]
    タイヤワンメイク時代の
    スーパーGTを考える

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円