スキーで重傷を負ったミハエル・シューマッハーは今も昏睡状態に置かれ「非常に深刻な状態」であると、担当医師がコメントした。
日曜、シューマッハーはスキーをしていた際に頭を岩に打ち、重傷を負い、現在も病院で治療が続けられている。
30日午前にシューマッハーの担当医が記者会見を行い、ジャン‐フランソワ・パヤン医師は次のようにコメントした。
「極めて大きな事故であり、すぐさま我々の病院で処置を行った」
「脳スキャンの後、すぐに手術を行ったが、その後の彼の状態は非常に厳しい」
「脳に関しては、すでにすべての推奨処置がなされたものの、現時点ではミハエル・シューマッハーの今後について我々が意見を言うことはできない」
「彼は危険な状態であり、極めて厳しい状態であるとみられる。彼は集中治療を受けている」
メディカルチームによると、回復の可能性を高めるためにシューマッハーは昏睡状態に置かれており、脳挫傷と浮腫が見られため、手術が行われたということだ。
担当医は、シューマッハーが完全に回復するかどうかについて今の段階では一切予測はできないと述べている。
「今の時点では、後遺症について話すことはできない。今お話ししているのは治療についてであり、我々は常に治療を続けている」
「治療のために時間を稼ごうとしている。もちろん、これから行う治療に何を期待しているのか、我々は承知している」
「しかし今のところこれ以上の情報を提供することはできないし、我々の今後の方向性や予測についてお話しすることはできない」
医師団はシューマッハーの体力が回復に役立つ可能性は大いにあると認めている。