世界ラリー選手権(WRC)に参戦するクリス・ミークは、2016年のスポット参戦とシトロエンでの新車開発によって、2017、2018年はタイトルを争うことができると考えているようだ。
2015年はシトロエンから参戦したミークは、アルゼンチン戦で初優勝を挙げマニュファクチャラー2位に貢献。しかし、シトロエンは2017年からの車両開発のため2016年シーズンの参戦を休止することを発表した。
移籍も噂されたミークだったが、契約を3年延長。今季はモンテカルロラリーなど数戦に参戦するも、新車開発にフォーカスする。
ミークは、今季のWRCを戦うドライバーたちよりも、2017年からの新ルールに最初に合わすことができるとコメントしている。
「8月から11月のスケジュールを見てくれよ。もしチャンピオンシップを戦っていたら息をつく暇もない。ラリーに取り組むだけで、テストを試みるのは非常に難しいだろうね」
「僕たちには、自由にテストができ、テストをする時間があり、僕たちをよりシャープにし続けるラリーもある。理想的なシナリオなんだ。やってみなければわからないとは思うけど、今季については満足しているんだ」
2017年にWRCへ戻った時、彼はタイトルを争えない理由はないと考えているようだ。
「問題はないよ。チャンピオンシップは狙えるはずだ。今この場所ですべてを持っている。待ち続けていたチャンスなんだ。2017年のスタートが来るとき、フォルクスワーゲンに対して準備ができてることを疑っていないよ」
「忘れないでほしい、VWの成功を許す原因があったことを。彼らが絶対的な力を見せた時、シトロエンはWTCCにフォーカスが移っていた。(セバスチャン)ローブがラリーから引退し、経験ゼロの僕を組み合わせることは、僕たちにとってとてもハードだった」
シトロエンに移籍してから2年間、ミークは自分自身を確立するために戦い、感情の起伏も大きかったと語る。
「僕はいつもチームに出来るということを示したかった。何度か気が落ちている時は、夢を失ったと感じるほどだったよ。時間がかかったが、僕はいつも何かを望んでいるんだ」