インディ500でのアクシデントで骨折したビットール・メイラの代わりに、ポール・トレイシーが今週末のIRLミルウォーキー・マイルに出場することになった。
レース終盤の激しいアクシデントで腰椎2本を骨折したメイラは、今季中の復帰は絶望的と見られている。これによって#14のABCサプライ/AJフォイトのシートが空くことになった。代役として有力だったダレン・マニングやAJフォイトIVではなく、フォイトはトレイシーを起用した。トレイシーはKVレーシング・テクノロジーと3戦にわたる契約を結んでいるが、ミルウォーキーはそこに含まれていなかった。
「ビットールの代役という形であり、短期間の契約であるのは承知しているが、ドライブする機会を得られて興奮している」とトレイシー。
「キャリアをスタートしたころ、AJを相手に戦っていたが、彼は僕にとってアイドルのひとりだった。このことはあまり人に話してはいないが、彼は僕が手本にした人物のひとりだった」
「ポールはハードチャージャーで、ビットールと似た、我々が望むタイプのドライバーだ」とフォイトはコメントしている。
「ポールのために適切な道具を用意できると思う。私も彼もここでは優勝経験があるので、自信を持っていいレースができるだろう。チームのスポンサーであり、ウィスコンシンに本拠を置くABCサプライがスポンサーを務める非常に重要なレースだ。ミルウォーキーは彼らにとっても、AJフォイト225にとってもホームコースだ」