マレーシアを本拠とするメリタス・レーシングが、GP2シリーズを経て、2016年にはF1参戦を目指すというプランを明らかにした。
メリタス・レーシングは、過去12年にアジアのモータースポーツにおいて32のタイトルを獲得、フォーミュラBMWアジア、フォーミュラV6アジアでも活躍し、GP2アジアではQi-メリタス・マハラとして出場している。
メリタスは、2011年にはGP2メインシリーズに参戦、その5年後にはF1にステップアップするという目標を掲げることを明らかにした。
「GP2アジア・シリーズでレースをするためのライセンスを承認されたアジアのチームは我々だけだ。今後はヨーロッパシリーズも活動に含め、F1への足がかりとしたい」とメリタスのボス、ファーハット・モカンザーニがコメントしたと、マレーシア・スター紙が報じている。
「1996年以来のチームのかつてないほどの成功に後押しされ、我々の野心的な計画が射程圏内に入ってきた。我々は慎重に詳細な計画を立ち上げ、2年後にはヨーロッパでレースを行う予定である」
「これによって、持続可能かつ利益を生み出す産業が生み出され、エンジニアリングデザインチームを作り上げ成長させるための開発コストがここに吸収されることになるだろう。いつかナショナルチームとしてF1でレースをする栄誉にあずかりたい。2016年までにはマレーシアのエンジニアによる、我々自身のF1マシンを作る準備を整えたいと考えている」
