メルセデスGPのボス、ロス・ブラウンは、ミハエル・シューマッハーのホイール脱落の原因がすぐに明らかになることはないとの考えを示した。
「我々は起きたことを正確に見極めなければならない」と、ブラウンは語っている。
「リヤホイールの結合部に何らかのトラブルが発生したように見えた。我々としてはこのようなことが再度、絶対に起きないように今夜慎重に作業にあたる必要がある」
一方、F1デビュー20周年のレースを最後尾からスタートすることになったシューマッハーは、次のようにコメントしている。
「最初は何が起こったのか分からなかった。突然リヤを滑らせてしまったと思って、とっさにチームに謝った。でもその後、タイヤが外れているのが見えて、なぜコントロールを失ったのか分かった」
それでもシューマッハーは、明日のレースのためにフレッシュタイヤを余分に残すことができたとして、落ち込む様子は見せなかった。