メルセデスは、レッドブルに対してオーストラリアGPでの2位剥奪に加えてさらに厳しい罰を与えるべきだと主張した。
オーストラリアGPでダニエル・リカルドは2位表彰台を獲得したが、レッドブルに燃料流量の違反があったとみなされ失格の裁定を下された。
今年は燃料流量が100kg/hを超えることが許されていないが、リカルドのマシンは最大流量をコンスタントに超えていたとFIAから判断された。
レッドブルは、FIAが導入した流量計の精度に問題があり、自分たちのデータによると違反は犯していないと主張、失格裁定に対して不服申し立てを行った。
14日、国際控訴裁判所においてこれに関する審理が行われ、判決は15日に発表されるものとみられている。
聴聞会にはメルセデス、マクラーレン、ロータス、ウイリアムズ、フォース・インディアの関係者も姿を見せた。
メルセデスの顧問弁護士ポール・ハリス氏は、レッドブルには不服申し立てを行える理由はないと断言、控訴裁判所はその権利を使い、スチュワードによる元々の裁定に加えてさらなる処罰を科すべきであると主張した。
「率直に言って、我々はレッドブルがこのような意図的かつ言語道断な形で規則を無視したことに懸念を感じている。彼らは再び同じことを繰り返す危険が高いのではないかと考える」とハリス氏。
「我々は、同じことが再び起こらないようにするためにここに来ている。残りのシーズンでは競争の場が公平になる必要がある」
「今日ここに来ている他のチームも同じ考え方であると理解している」
「レッドブルがFIAからの今後の指示を軽視しないようにするための最も有効な手段は、この法廷が彼らの違反の深刻さを認識し、今シーズン末までの執行猶予つきのさらなる処罰を科すことだと考える。そうすれば彼らも事の重要さを痛感するだろう」