メルセデスのエグゼクティブディレクター、トト・ウォルフは、今週木曜に行われる国際法廷を前に、同チームは何も悪いことはしていないと改めて主張した。
シーズン中に現行車を使用して“秘密テスト”を行った件で、メルセデスとピレリは20日に開催される国際法廷の審問に召喚されている。
「書類の準備は済み、すべてやることはやった」とウォルフがドイツのWelt am Sonntag紙に対してコメントしたとSky Sports F1が報じた。
「木曜に判決が出るので、我々にとってそれが受け入れられるものかどうかをみてみる」
「特にネガティブな感触もポジティブな感触も持っていない。我々は何も悪いことはしていないと確信している」
シーズン中にその年のマシンでテストを行うことはレギュレーション違反であるが、メルセデスは潔白を主張し続けている。
チームプリンシパルのロス・ブラウンは、カナダGPの際に「国際法廷でいくつかの事実が明らかになる。そうすれば状況がより明確になる」とSky Sports F1に対して述べている。
ブラウンは2013年型マシンの使用に関してFIAの許可を得ていたと主張しており、その事実が記されたFIAレースディレクターのチャーリー・ホワイティングから送られたEメールが存在するとのうわさが以前からささやかれている。
The Guardianは、国際法廷でメルセデスはこのEメールを証拠として提出する予定であると報じている。
国際法廷の審問は6月20日にパリで開催される。